洛南、ストレート勝ちにもエースの中上烈「もっと強くなれるチーム」 春の高校バレー
「ジャパネット杯 春の高校バレー」として行われる第77回全日本バレーボール高等学校選手権大会は5日、東京都渋谷区の東京体育館で開幕した。男子の1回戦では、洛南(京都)が習志野(千葉)に勝利し、2回戦に進出した。 【トーナメント表】第77回春高バレーの男女別組み合わせ ストレート勝ちした洛南のエース、中上烈(3年)は「自分としてはミスが多かった。調整と経験不足」と反省を口にした。 第1セットは10得点。最高到達点345センチを誇る高さも、パワーも健在。習志野の的を絞った3枚ブロックを相手に、強烈なバックアタックを何度も決めた。ただ、第2セットは要所で決めきれない場面も。厚い選手層を生かして乗り切ったが、「全員バレーと、自分一人が打っても勝てるという『一人バレー』が選べてこそ、もっと強くなれるチーム」と責任感をにじませた。 日本代表の高橋藍(サントリー)からも注目される選手。細田哲也監督は「マークはきつくなるが、そこを打破できてこそエース」と期待を寄せる。中上は「僕が引っ張るのが本当のチーム像」と話し、次戦での本領発揮を誓った。(嶋田知加子)