【動画解説】寒波襲来 今週は大雪・厳寒に 今季一番の強さ
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きのう(月)は低気圧が日本列島を通過し全国的に雨が降りましたが、きょう(火)は冬型の気圧配置になり列島に強い寒気が流れ込み始めています。今シーズン一番強い寒波が列島に迫っています。「寒気」が長く居座る状況を「寒波」と言いますが、今回は土曜日まで影響が続きそうです。
週間予報を見ると、西日本も含めて雪マークが多く並びます。日本海側では連日雪が降り広く大雪となりそうです。この先72時間の予想降雪量を見ると、九州や四国でも雪が降り、中国山地では80センチ前後の雪が降ると見られます。雪に慣れてない地域でも大雪になりそうです。また北陸や東北の山沿いでは広く100センチ以上の雪が降る予想です。今年はすでに雪が多く積もっていますが、また一気に積雪が増えそうです。なだれや屋根からの落雪に注意が必要です。
また山陰から東北の日本海側にかけてはJPCZと呼ばれる連なった雪雲が流れ込み、雪が急激に強まるタイミングもありそうで、立往生のリスクが高まることも考えられます。ご自身が気を付けていても、立往生が発生すると身動きが取れなくなることも考えられます。立往生に備えて、車に食料品の備え、毛布や上着、カイロなど暖を取るためのもの。車の排気口が雪で詰まると一酸化炭素中毒の恐れがあるため、雪かきをするための道具も必要になります。広範囲で大雪になることが見込まれるため備えを忘れないようにしてください。 (気象予報士・手塚悠介)