週後半にかけて強い寒気南下 日本海側は山沿い中心に大雪のおそれ 西日本の太平洋側で雪の所も
本州の日本海側は週の後半にかけて、山沿いを中心に大雪となり、平地でもまとまった雪となる所がありそうだ。大雪や着雪、路面凍結による交通機関への影響、なだれや落雪、落雷や竜巻などの激しい突風、降ひょうに注意が必要だ。上空の寒気が強いため、四国など太平洋側でも、9日(木)にかけて雪の積もる所がある見込み。
西日本 寒さ続く
日本付近は、西から冬型の気圧配置が強まっている。西日本はきのう(月)より気温が大幅に低く、強まる西風でいっそう寒く感じられそうだ。今夜からあす(水)、さらに9日(木)にかけては、四国など太平洋側でも山地を中心に大雪となり、平地も雪の積もるおそれがある。普段あまり雪が降らない地域は、周囲の状況変化に特に注意が必要だ。
日本海側 冬の嵐に
東・北日本はきょう(火)午後はまだ気温が高めだが、今夜以降は風が冷たくなる見込み。日本海側で雨の所も、あす(水)にかけて山沿いから次第に雪に変わり、雷の轟音と共に降り方の強まる所がある見込み。落雷や竜巻などの激しい突風、降ひょう、強風や高波、ふぶきによる見通しの悪化などに注意が必要だ。
さらに、今シーズン一番の寒気が南下する9日(木)~10日(金)は、北陸の山沿いを中心に警報級の大雪となるおそれがある。大量の新雪によりなだれが誘発されやすくなるため、傾斜地近くの道路は注意が必要となる。また、これまで積雪があまり多くなかった北陸の平地、近畿北部や山陰といった地域でも、週の後半は雪や路面状況の悪化の影響を受ける見込み。 (気象予報士・高橋和也)