日本の平均年収は458万円!正社員の平均年収は「523万3000円」 非正規社員は「200万5000円」と大きな差
年収を高めるための3つのポイント
今回の調査結果をふまえると、年収を高めるポイントは次の3点にあります。 ●正社員で働く 正社員で働くことは、年収を高めるだけでなく、安定した生活や将来の安心感を得ることにも繋がります。 正社員として雇用されることで安定的に給与を受け取ることができるほか、社会保険や年金などの福利厚生も充実しており、将来のリスクに備えられるのも利点です。 このほかにも、キャリアアップの機会が多いことや専門知識・スキルを高める環境があること、社会的な信頼を得られることなど、正社員には多くのメリットが存在します。 特別な事情がない限りは、正社員として働くことを優先的に考えてもよいでしょう。 ●同じ企業で長く働く 日本の企業は実力よりも勤続年数に伴って給与が上がる傾向があります。 このため、できれば同じ企業に長く勤めるようにした方が収入アップが狙えます。 また、同じ企業で勤め上げることで、結果的に社内外の多くの人と関わりを持つことになります。 これにより仕事のチャンスが増えたり、キャリアの発展につながる情報を得られたりなど、収入面以外でのメリットが生まれるかもしれません。 このように、収入面のみならず自身のキャリアを考える際にも同じ企業で長く働くことは有利に働くことが多いです。 ●年収が高い業種を選ぶ 統計を見ると、業種による年収格差が歴然です。 高収入の業種では、同じ労働時間でより多くの収入を得ることができます。 また、高収入の業種は高度な専門知識やスキルが求められる場合が多く、その分将来のキャリアパスが明確になることが多いです。 まだ新しい業種にチャレンジできる年齢であれば、高収入を狙って業種ごと変えてみるのもひとつの方法です。
まとめにかえて
日本の平均年収は、2022年時点で458万円でしたが、正社員と非正規社員では大きな差が見て取れました。 また統計を見ると、年齢や業種によって年収に差が出ます。 インフレが進む一方で賃金が伸び悩む日本では、収入アップのために積極的な転職を視野に入れてみるのもよいかもしれません。
参考資料
・国税庁「令和4年分民間給与実態統計調査」 ・e-gov「労働基準法」
筒井 亮鳳