ラファ侵攻に備え部隊を再編 イスラエルは国際世論を無視
ガザ、パレスチナ自治区、4月10日 (AP) ― イスラエルのネタニヤフ首相は、イスラム武装組織ハマスの最後の拠点とみられる、パレスチナ自治区ガザ地区の最南端に位置するラファへの侵攻をエスカレートさせている。 ラファには約140万人のパレスチナ人がいるが、そのほとんどが戦火を逃れて他の地区からこの最南端の一角に避難している地域内難民だ。 ラファへの侵攻に対して米国は、侵攻は大きな過ちであるとして、民間人を保護する信頼できる計画の提示を要請している。 イスラエル軍は4月7日、ガザ南部の主要都市ハーンユニスから戦闘部隊の一部を撤退させ、ガザ侵攻作戦の重要な局面を終え、ラファ侵攻に備えて部隊の再編成を行っている。 イスラエルによると、ラファはハマスの最後の拠点で、ここを攻めてテロ組織の軍事力と行政機構を完全に破壊して、残った130人の人質全員を解放しない限りこの戦争は終わらないと明言している。 (日本語翻訳・編集 アフロ)