イスラエル兵ガザで2人射殺 遺体を海岸のゴミの中に遺棄
ガザ、パレスチナ自治区、4月1日 (AP) ― パレスチナ自治区ガザの海岸を歩いていた男性が撃たれ、別の男性の遺体とともにブルドーザーでゴミの中に遺棄される様子を写したビデオが放映されたことを受けて、イスラエル国防軍は3月30日、パレスチナ人男性2人を射殺し、1人を負傷させたことを認めた。 国防軍は、男性が警告射撃を無視したため射殺したと述べている。 問題の映像は今週、ドーハを拠点とする衛星テレビ局アルジャジーラが放映したもので、ビデオの出所と事件の日時は不明だ。 アルジャジーラによると、不鮮明なビデオに映っている3人のうち、少なくとも2人は撃たれる前に白旗をかかげていたという。 ガザでの海岸での事件について、イスラエル軍は30日、映像は編集されたもので、ガザ中部の別々の場所で起きたものだと反論。これに対して、アルジャジーラは、2つの発砲はガザシティ南西部の隣り合った海岸での出来事だと主張している。 ビデオでは、1人の男性がイスラエル兵から遠ざかり、撃たれて、倒れる様子が写っている。男性は撃たれる前に、両手を頭上に上げたが、アルジャジーラは、白旗を振っていたという。 映像の別のフレームでは、別のパレスチナ人男性が、アルジャジーラによると白旗を振りながらイスラエル軍に近づいているのが映っている。 最後に、2人の男性の遺体がブルドーザーで次々と砂の中に引きずり込まれるのが目撃されたが、軍によると、この車両は、男性が爆発物を持っている可能性を恐れて使用されたという。 負傷した男性は、尋問のあと釈放された。 (日本語翻訳・編集 アフロ)