食料支援団体の職員が死亡 イスラエル軍機が車両を攻撃
ガザ、パレスチナ自治区、4月4日 (AP) ― 世界中で発生する災害、紛争、戦争などに際して、困窮する人々に食事を提供する慈善団体「ワールド・セントラル・キッチン」の職員6人と、パレスチナ人運転手が4月2日、パレスチナ自治区のガザ地区で慈善活動中に、イスラエル軍機の空爆で死亡した。 死亡したの英国人3人、オーストラリア人1人、ポーランド人1人と米国とカナダの二重国籍を持つ1人の合計6人の職員と、3台の車両のパレスチナ人運転手。 職員らは、海路経由でガザ地区に運ばれた食料をデリアルバラに届けた後、移動中にイスラエル軍機の攻撃を受けた。 イスラエル軍は「この悲劇的な事件の状況を理解するために調査を行っている」と述べた。 著名料理人のホセ・アンドレス氏が設立したフード・チャリティ団体は、ガザ地区での活動を直ちに停止すると発表した。 飢饉が差し迫っていると専門家が指摘するガザ北部へのアクセスを、イスラエルが大幅に制限しているため、今回の攻撃で、海路で援助を届ける活動が後退する可能性が懸念されている。 (日本語翻訳・編集 アフロ)