4年後のロス五輪でチームUSAを率いるのは?退任濃厚なカーHCの後任候補5名を現地メディアが紹介<DUNKSHOOT>
パリオリンピックで無傷の6連勝を飾り、見事に五輪5連覇を果たしたバスケットボール男子アメリカ代表。地元ロサンゼルスで開催される4年後の次回大会では当然6連覇が期待されるが、まずは新たな指揮官を決めるところからスタートすることになりそうだ。 【動画】見事に五輪5連覇達成!カリーが爆発した決勝をプレーバック “現代版ドリームチーム”とも評された今夏のスター軍団の指揮を執ったのは、NBAゴールデンステイト・ウォリアーズHC(ヘッドコーチ)のスティーブ・カー(58歳)。前回の東京五輪を率いたグレッグ・ポポビッチHC(サンアントニオ・スパーズ)からバトンを引き継ぎ、21年12月にチームUSAの指揮官に任命されると、23年W杯では4位に終わるも、パリ五輪では見事に頂点の座を守り抜いた。 一方、代表指揮官の大役は今回限りとなる模様だ。退任は昨年から本人が示唆しており、大会終了後にも現地メディアが「続投しない見込み」だと報じている。 そこで気になるのが後任の人選。現時点で有力視されているのが、今回アシスタントコーチとしてカーを支えたエリック・スポールストラ(マイアミ・ヒートHC/53歳)とタロン・ルー(ロサンゼルス・クリッパーズHC/47歳)の2人だ。 ウォリアーズで4度のNBA制覇を成し遂げているカーと同様に、スポールストラはヒートを2012、13年に、ルーはクリーブランド・キャバリアーズを16年に優勝に導いた実績がある。いずれも現役のコーチの中でも屈指の実績と評価を得ている2人で、どちらに決まっても異論は少ないだろう。 また現地メディア『FADEAWAY WORLD』は、2人のほかに3名の候補者を挙げている。 1人目はNCAA2連覇中のコネティカット大を率いるダン・ハーリーHC(51歳)。今夏はロサンゼルス・レイカーズの指揮官候補にも挙がった大学界きっての名将だ。2人目はニューヨーク・ニックスを率いる熱血漢トム・シボドーHC(66歳)、3人目は昨季オクラホマシティ・サンダーをウエスト首位に導いた気鋭のHC、マーク・ダグノー(39歳)だ。 同メディアは守備指導に定評のあるシボドーについて、「レブロン・ジェームズ、ケビン・デュラント、ステフィン・カリーといったレジェンドがいなくなるであろう時代に適応しながら、チームUSAが優位性を保ち続けるためには、彼の言い訳なしのメンタリティが必要かもしれない」と言及。 39歳と若いダグノーについては「コーチとしての急成長には目を見張るものがある」とし、「(アメリカ代表が)アンソニー・エドワーズのようなニュースターを含む新世代の才能を迎え入れる準備をしている今、彼の斬新なアイデアと選手の力を引き出すことを重視する姿勢は理想的」と評している。 スポールストラ、ルーのアシスタント組か、はたまた新たな指揮官の電撃就任はあるのか。新生アメリカの船出が注目される。 構成●ダンクシュート編集部
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