飲み会で「もう一緒に飲みたくない」と嫌われる人が無意識にやっていること・ワースト1
「あの人と飲んでも、全然楽しくない…」 職場の飲み会で「もうあの人とは飲みたくない」という人があなたの周りにもいるのではないだろうか?実は、そういった人は、無意識のうちに自己アピールしようとするあまり、周囲から疎まれている可能性が高い。では、貴重な飲み会のチャンスを活かすには、どうすればいいのか? 『ビジネス会食 完全攻略マニュアル』で広告代理店卒でアルコールに弱いが最大28会食/月を乗り越えてきた著者yuuu氏と、『人生が整うマウンティング大全』の企画・プロデューサーである勝木健太氏に、今日の飲み会から実践できる、「マウント×飲み会」完全攻略法について語った――。(構成=ダイヤモンド社・榛村光哲、執筆=森遥香) ● 職場の飲み会はマウンティングの縮図である yuuu 最近思うのですが、職場の飲み会はマウンティングの縮図ですよね。特に会食はネタの宝庫ですよ。マウントの種が転がっている会食という場で、僕は適切なマウンティングエクスペリエンスを作ることをすごく意識します。 マウンティングエクスペリエンスとは、「マウンティングを通じて人々が得る至福感、多幸感、恍惚感」のことです。要するに、相手に気持ちよく喋らせる体験をさせようと努力しています。 実は僕が入社1年目のとき、本書にも登場する広告代理店の上司だった久保田さんに「プライドは全部捨てて、相手が喜ぶことならなんでもしろ」と言われました。だから、僕は結婚式の宴会で「紅」を流しながらケツでカスタネットを叩いていたんです。 ――衝撃的なエピソードですね。 yuuu これを見た相手は「所得の高いエリートにバカをさせている」という優越感に浸れるんです。本質的に提供されるベネフィットは、エリートが俺らのためにバカを演じているというマウンティングエクスペリエンスですね。 ● 全ての飲み会には必ずマウントがある ――宴会などのビジネス会食は食事がメインと思いがちですが、他の目的もあるのでしょうか? yuuu 会食で食欲を満たすのは手段でしかなく、相手に「俺のことわかってるな」と思ってもらうことが本質なんです。相手が優越感を得るには相手が話したい話題を出すことが重要です。その観点で言うと、このマウンティングエクスペリエンスの構築は会食の本質なんです。 ――今日の飲み会から、マウントがある前提で臨むと良いということですね。 yuuu はい。会食ではお酒が入ることで、普段はマウントを自制している人もひたすらマウントを語り続けてくれる絶好のチャンスです(笑)。ひたすら気持ちよさそうに語らせた上で、相手に興味持って質問を浴びせつづけると、「じゃあ今度バー行こうか」と次の機会に繋がります。