那須川天心と対戦するモロニーがスパー実施 在りし日の帝拳ジム、長野ハル・マネジャーとのツーショットも披露
◆プロボクシング ▽WBC世界バンタム級(53・5キロ以下)タイトルマッチ12回戦 王者・中谷潤人―同級6位ダビド・クエジャル▽WBA世界バンタム級タイトルマッチ12回戦 王者・堤聖也―同級4位・比嘉大吾▽バンタム級10回戦 那須川天心―ジェーソン・モロニー(2月24日、東京・有明アリーナ) プロボクシングWBOアジアパシフィック・バンタム級王者の那須川天心(帝拳)と、2月24日にノンタイトル10回戦を戦う元WBO世界同級王者ジェーソン・モロニー(オーストラリア)が7日、自身のSNSで、天心戦に向けたスパーリングを実施したことを報告した。 モロニーは「今日は素晴らしいスパーリングだった。2月24日が待ちきれない。とても待ち遠しい」と投稿。この日は、フィリピンからサウスポーのRV・デニエガがブリスベン入り。“仮想・天心”としてモロニーのパートナーをつとめる。 モロニーは那須川戦が決まった際にはSNSで「これまで以上にハングリーで、やる気満々だ。私の実力を世界に示す時が来た!」と表明。さらに新年を迎えるにあたって「私の目標は再び世界チャンピオンになること。かかって来い!」と闘志を燃やしている。 モロニーはこの日までに、SNSで、1日に老衰のため99歳で亡くなった帝拳ジム・マネジャーの長野ハルさんとのツーショットを公開している。帝拳ジムは那須川の所属するジムだが、モロニーはこれまでの来日で同ジムで練習が行ったことがあり、その際に長野さんにお世話になったことがあるという。関係者は、モロニーが長野さんと一緒だった時間を光栄に思い、安らかに眠ってくださいと願っていることを明かしている。 那須川はキックボクシング42戦無敗でボクシングに転向。2023年4月のデビュー戦を3―0判定勝ち。24年10月の転向5戦目で、ジェルウィン・アシロ(フィリピン)に判定勝ちし、初の地域タイトルを獲得した。スーパーバンタム級の世界4団体統一王者・井上尚弥(大橋)にも挑戦したことがあるモロニーとの一戦は、今秋以降の世界挑戦という目標に向け、大きな試金石となる。 戦績は26歳の那須川が5戦全勝(2KO)、33歳のモロニーが27勝(19KO)3敗。 試合はPRIME VIDEOでライブ中継される。
報知新聞社