【新情報を総まとめ】米大物ラッパー、ディディとグルなセレブは誰?
米人気ラッパー、音楽プロデューサーとして知られるディディ(パフ・ダディ、P・ディディ)ことショーン・コムズが今月ニューヨークで逮捕、性的人身売買や恐喝などの罪で翌日起訴された。まるでNEXTエプスタイン事件かのような疑惑の数々。ディディと親しくしていたセレブはその影響を恐れているはず…。疑惑のセレブと、日々更新される新情報を、人気長寿連載セレブウォッチャーPeachesがチェック!
未成年者含む120人もの訴え
性的暴行事件や性差別に特化したフェミニスト弁護士グロリア・オールレッドがまず、ディディから性的暴行を受けた被害者タリア・グレイヴスさんと会見を行い、複数の被害者の代理人を務めていることを明らかにした。その数日後、テキサスを本拠地とする大物弁護士トニー・バズビーが120人の犠牲者(未成年者25名も含む)からの訴えを取り上げて、ディディを告訴したことを会見で公表。被害者の中には9歳の少年もいたというから、訴えが事実だとしたら悪魔の所業としか言えない。さらにディディとその仲間による性的虐待の被害者向けに用意されたホットラインには、24時間で1万2000人から電話があったというから、被害は拡大する一方だ。
しかも事件はイギリスやヨーロッパでも起こっていた?!
ディディ逮捕を受け、ある男性セックスワーカーが悪名高い「フリークオフ」パーティーのひとつに参加するために飛行機に乗せられてアトランタからマイアミに移動したと名乗り出たという。検察と司法取引をしたその男性は、「フリークオフ」で使用されていたドラッグの詳細情報や女性との性行為を撮影したビデオのコピーを提供。さらに海外に移動した可能性があるセックスワーカーの情報を提供されたニューヨーク検察は、スコットランドヤードと情報を共有。スコットランドヤードは現在、イギリス国内で開かれた「フリークオフ」パーティー参加中に犠牲にあった人物がいないかなど捜査を進めるという。
判事が変更に
ディディの罪状に関する起訴状を提出された連邦裁判所でも動きがあった。当初、担当だったのはアンドリュー・カーター判事だったが、アルン・スブラマニアン判事に変更になったのだ。2度目の保釈審問の際に、カーター判事は迅速な裁判を受ける権利の放棄を拒否したディディの裁判期日を調整できない場合はこの事件を別の判事に送ると宣言していた通りになったもよう(裁判日程が決まらないので、ディディの不衛生で危険極まりない留置場暮らしが長期化する可能性もあるということ)。スブラマニアン判事は人権派として名高いルース・ベイダー・ギンズバーグ弁護士の事務所でロークラークから始め、事務所移籍後は複雑な紛争の民事訴訟弁護士としてキャリアの大半を過ごした高潔な人物! 10月10日に行われた予備審問は、スブラマニアン判事が担当。ディディの弁護団が三度、保釈請求を行ったものの、判事は却下。後半がスタートする2025年5月までディディは留置されたままになる。