【広島好き】カープで昨季達成された記録と今季達成されそうな記録
歴史的失速のシーズンとなってしまった2024年のカープですが、8月までは首位争いの中心にいるなど、大混戦となったセ・リーグを引っ張る存在でもありました。
球団67年ぶりとなる24度の無得点試合(完封負けは21試合)、66年ぶりの敵地9連敗、リーグワーストとなる月間20敗など、不名誉な記録が目立つシーズンでしたが、昨年達成された『いい』方の記録を振り返り、同時に今季達成されそうな記録も記しておきたいと思います。
昨年は通算でも単発でも、大きな記録を達成したのが大瀬良大地でした。まずは5月8日の阪神戦(甲子園)でNPB史上157人目となる通算1000奪三振を記録。6回に佐藤輝明から変化球で空振り三振を奪い、球団では14年の前田健太以来、16人目の記録となりました。
6月7日の千葉ロッテ戦ではNPB史上102度目、同90人目となるノーヒットノーランを達成しています。この日の投球内容は9回129球、打者31人に対して奪三振2、四死球5、被安打ゼロ。9回2死から連続四球を与えましたが、最後はポランコをライトフライに打ち取り、プロ11年目で自身初のノーヒッターとなりました。
この日の投球でシーズン防御率が0点台(0.96)となり、8月8日の巨人戦終了時まで0点台(0.96)をキープしましたが、最終成績の25試合登板、6勝6敗(防御率1.86)という数字は、いかに打線の援護に恵まれなかったかということを示していると言えます。
投手では、5月26日の横浜DeNA戦で栗林良吏が、NPB史上36人目の通算100セーブを記録。プロ4年目、通算178試合目での達成は、2008年の福岡ソフトバンク・馬原孝浩に並ぶ日本人投手最速タイ記録となりました。自己最多となる60試合登板と、昨季もフル回転した守護神ですが、自己ワーストの6敗を喫するなど、今後の起用法について、再考の必要もありそうな1年となりました。
野手では、8月に菊池涼介が2つの連盟記録を達成しています。まず、14日の横浜DeNA戦で、NPB史上78人目の通算300二塁打に到達しました。さらに29日の巨人戦では、NPB史上5人目となる通算350犠打を達成。300二塁打&350犠打の両方を達成したのはNPB史上初の快挙でした。