【広島好き】カープで昨季達成された記録と今季達成されそうな記録
9月には球団歴代2位タイとなる12年連続シーズン100安打も記録しており、守備の名手として名を馳せる菊池ですが、昨年は打撃の記録が目立つ年になりました。
チームが歴史的失速となった9月ですが、29日の中日戦(マツダ)では、秋山翔吾がNPB史上210人目となる通算1500試合出場を記録しました。今季は慣れ親しんだ1番に定着し、リーグ3位の158安打をマークした安打製造機は、NPB通算1723安打で昨季を終え、悲願の通算2000安打まで残り277本に迫っています。
今季達成可能な記録でも、昨季記録達成した選手の名前ばかりが挙がってきます。菊池はNPBで過去3人しか達成していない通算400犠打まで残り47。昨季17、2023年8、2022年は32犠打の菊池ですが、過去のシーズン最多は2013年の50、2015年にも49犠打を記録しており、不可能な数字ではありません。
菊池は通算150本塁打まであと19本ですが、こちらは過去最多が2021年の16本だけに、ちょっと苦しい数字かもしれません。150本塁打は、秋山も残り21本となっています。
安打数では2人のベテランが、通算1000安打に手の届く位置にいます。まず残り40本となっているのが田中広輔。昨季は15安打に終わっていますが、2023年には51安打をマークしており、達成なら再度、復活のシーズンと言えるかもしれません。
もう1人は松山竜平で、残り60本。昨季は13安打、その前の3年間も30~40本程度で、今季も代打での起用が濃厚なだけに、少し厳しい数字と言えるかもしれませんが、最後にもうひと花、という姿も見たいところです。
投手陣では大瀬良が通算100勝まで残り13、栗林が通算150セーブまで残り26と、達成可能な数字となっています。また、中崎翔太が通算500試合登板まで49、通算150セーブまで35となっています。
文:大久保泰伸
大久保泰伸