【現在の市場状況と価格は?】世界中で大人気のSUVヤングタイマー5台をチェック
3種類のエンジンのうち2種類は、1960年から製造されていたローバーV8エンジンをさらに発展させたものだった。排気量4.0リッターの「SE」は1999年に190馬力から218馬力に、4.6リッターの「HSE」は225馬力に出力を向上させた。どのバージョンも燃費が悪い上に(リッターあたり5.5km)、特にダイナミックというわけではない。ディーゼルはBMWとの提携による「M51」エンジン。136馬力の直6は10~12リッター(リッターあたり8.3km~10km)で十分だが、ユーロ2にしか対応していない。供給は乏しく、4,000ユーロ(約64万円)から、メンテナンスの行き届いたモデルは3万ユーロ(約486万円)前後で売られている。その中間の価格帯もある。
弱点:考慮すべき点は多い。フレームや車体の錆、エアサスペンションの不具合、トランスファーケースの損傷、暖房用熱交換器故障など、チェックリストに入れるべき項目は少なくない。故障記録も必ず読み確認すること。
トヨタRAV4(初代)
高い位置に座り、舗装された道路を快適に滑走する – 1990年代には、性能の高いプレミアムモデルが市場を独占していたため、これは富裕層だけのものだった。初期における例外は「RAV4」だ。5ドアモデルの価格は約2万ユーロ(約324万円)程度で、SUVを大衆にも手の届くものにした。賢いトヨタの戦略家たちは市場のニッチを見極め、自らコンパクトクロスオーバーの大成功に驚いた。
製造期間: 1994年から2000年 パフォーマンス: 129馬力 中古車価格: 4,000ユーロ(約64万円)から
生産期間中、トヨタはフルタイム4WD(カローラがベース)を2.0リッター4気筒ガソリンエンジン(129馬力)だけで提供した。5速マニュアルギアボックスに加え、4速オートマチックギアボックスも用意された。全長わずか3.72メートルの3ドアモデルは、公道で特に活発で俊敏だった。ファミリー向けの5ドアモデルは、全長が44cm長くなっている。当時は少々風変わりだったが、現在では風変わりなプロポーションやシートカバーの90年代風の柄など、レトロで面白いデザインになっている。信頼性は日本製の高いレベルにあり、クラシックなキャリアを邪魔するものはほとんどない。