新型コロナ専門家会議が会見(全文4)全世代で互いを守る行動を
自宅療養の具体的なノウハウは?
共同通信:ちょっと重ねてなんですけれども、そうすると自宅療養の際の手引き、つまり自分がうちにいて自宅療養しました、じゃあ熱が下がって何日までは家にいましょうとか、そういった具体的に、具体的なノウハウ、ハウツー的なことはいかがでしょう。 脇田:それに関してはもうすでに議論をしていまして、厚生労働省のほうからも一定のガイドライン的なものがありますので、そういったところは出てくると思います。 共同通信:分かりました。ありがとうございます。
休校は感染拡大防止に効果があるのか
共同通信:共同通信の【*カリ 01:15:55】と申します。すいません、先ほど出た質問と重複するんですけど、前回の一斉休校の科学的評価がまだできてないというお話でしたけれど、子供がドライビングフォースになっていない中で拡大警戒地域で休校も検討というのは、感染を拡大する上で効果があるんでしょうか。 脇田:その点については感染の拡大を防止するために休業、休校を必要とするということではなくて、子供たちの感染を防ぐという意味での休校が必要という意味です。 共同通信:ということは、感染の拡大を抑える上ではより実効性のある手段としては都市封鎖とかそういうことしか残っていないということにはならないんでしょうか。 脇田:いや、そういうことではなくて、今現在行っている3つの柱、これに基づいて感染拡大を防止していくということをわれわれは従来からお願いをしてるということになります。
若い世代に対する注意喚起をお願いしたい
共同通信:あと、すいません、乳幼児に、あと子供の重症化する頻度が低いというお話が出ていましたけれども、これをもって高齢者だけが重症化するような印象も逆に広がっているようにも感じるんですけれど、あらためてこういう若い世代に対する注意喚起というのを。 尾身:それは大変いい質問で、2つのことを実は。われわれ自身も今から考えると、例の北海道が緊急事態宣言を出した2月の28日のときには、これは日本で初めてあれだけの感染の拡大があったということで、西浦さんとか、この人たちのグループが結構、押谷さんとか行って、かなり詳しく調べる。あのときは、若者が気が付かないで、もちろん気が付かない、責任はまったくないんですから、そういう意味ではわれわれのメッセージは、若者はもちろん誰も責任がないんで、ただ気が付かないうちにということで、あのときのわれわれの主たるメッセージは、もちろん、主たるですよ、メッセージは、若者の皆さん、そういうことがあるんで、もちろん責任はないんだけど気を付けてくださいということだったと思うんですね。 ところがここに来て、今日も私、冒頭で申し上げましたけども、実は今回の新しく、これはエビデンスです、文字どおり。どうも若者だけじゃなくてむしろ年配の40代50代の人たちも実はクラスター感染に関与しているということが分かったんで、そういう意味では何がこれから大事だっていうと、もうこれはオールジェネレーションなんです。全世代でやる、が、これが気を付けないといけないということが1点。 それと今のご質問の、実は感染するほうですね。高齢者はもちろん先ほどから議論が、一番の感染した中で重症化しやすい、感染は40代50代の人が多いですね。それはなぜかというと動きが多いから感染する。だけど感染した中で、感染した中でです、重症化するのは、これはもうはっきり分かってます、年齢が高いほど多くなる。しかしだからといって、先ほどからも議論があるように、若い人、小児がまったく重症化することがないということではないので。今言った2点です、感染をしてしまうほう、あるいは感染したときに重篤になるということも、当初は高齢者、重篤なのは高齢者だけ、感染させるのは若者であるということで焦点を絞ってきたけど、もうここになると、これは、この戦いは、もうオール、全世代でお互いを守り行動する必要があるということがポイントだと思います。