新型コロナ専門家会議が会見(全文4)全世代で互いを守る行動を
海外からの移入が疑われるとは?
時事通信:時事通信社の【イノウエ 01:20:11】と申します。2ページの海外からの移入が疑われるという部分についてなんですけれども、これは移入が疑われるというのは、帰国、あるいは入国して、それと発症のタイミングから海外で感染したと思われる人という趣旨でよろしいですか。 脇田:そうですね。海外、旅行とか、あるいは向こうに在留していて帰国をされた方ということになります。 時事通信:分かりました。で、そのいったん増えて落ちたというのは、増えたのは海外での流行、それから卒業旅行等で増えて、そのあと減ったのは、渡航や入国の制限で減ったという意味でよろしいですか。 脇田:そうですね、そのとおりだと思います。 時事通信:分かりました、ありがとうございます。それからあと中高年のクラスターの部分なんですけど、これは最近になって発生してきたのではなくて、最近分かったという、昔からあったろうけど最近分かったということでいいんでしょうか。 脇田:昔からあったかどうか、そこははっきりはしてないんだと思うんですけど、最近はっきりと分かってきたと。 時事通信:あともう1点、7ページなんですけれども、感染拡大警戒地域のその定義が、感染の状況と医療機関の状況と2つの丸がありますけど、これは両方を満たす場合ということなのか、どちらかがある場合ということなのか、どう考えればよろしいですか。 脇田:こちらは繰り返し言っていますけども、指標ですね。指標を見ていただいて、それで自治体で判断していただくということなので、必ずしもこの丸2つというところで決めるということではないということです。
都の陽性率が高い。シリアスに考えるべきでは?
時事通信:どちらかだけでも構わないんですかね。 脇田:どちらかだけではなくて、上のほうの表の、指標のほうのマル1からマル5、それに加えて実効再生産数とか医療体制とかそういったものを総合的に自治体で判断をしていただくという趣旨です。 時事通信:分かりました。ありがとうございます。それで7ページの今おっしゃったマル5の部分なんですけれども、PCR検査の陽性率、これは東京都に関しては今、要するに相当高くなってきてると思うんですけれど、それを加味して考えると、シリアスなほうに考える必要があるのではないかというふうにも考えてるんですけど、そこはいかがでしょうか。 脇田:PCRの陽性率ももちろん指標の1つですので重要な指標になると思います。やはり、先ほどから言ってますように、新しい患者数とかリンクが不明な患者数とかそういった指標、それからPCRの検査数もなりますし、外来の受診者数といったところ、それを全て勘案して決めていただくということだと。 時事通信:現在の東京都の状況をどう見るかという部分で、このマル5のところをどう考えるかなんですけど。 脇田:確かにPCR検査の陽性率が高くなってるというふうに思います。 【書き起こし】新型コロナ専門家会議が会見 全文5に続く