2025年春、香川・直島に開館する美術館の名称が「直島新美術館」に決定。ロゴデザインは地中美術館・豊島美術館を手掛けた祖父江慎
2025年春、香川・直島に開館する美術館の名称が「直島新美術館」に決定。ロゴデザインは地中美術館・豊島美術館を手掛けた祖父江慎
公益財団法人福武財団は、2025年春、直島に開館予定の美術館の正式名称を「直島新美術館」に決定した。 直島、豊島、犬島で複数の美術館やアート施設を展開してきたベネッセアートサイト直島は、自然・建築・アートの共生、地域との協働によるコミュニティの発展を念頭に、離島でのアート活動を通して、時代・社会と向き合い、新しい価値観を提案してきた。 直島新美術館は、初めて館名に「直島」を冠した、集落のなかに位置する美術館。活動の原点である直島において、島の人々との関わりを通して地域の活性化に資する美術館のありようを示すとともに「アート・建築・自然・コミュニティの共生」の深化を図ることを掲げている。 地下2階、地上1階の3層からなる美術館では、日本も含めたアジア地域の現代アーティストの代表作やコミッション・ワークを中心に展示・収集。30余年にわたる活動の集積である美術館群をつなぐ交流地点として、直島や世界中の人々が繰り返し訪れ、新たな出会いや交流、気付き、想像・創造を誘発する場所を目指す。 直島新美術館の「新」には、ベネッセアートサイト直島の長年の活動が新しい価値の創造であったことを再確認し、数百年先の未来を見据えて、今後も既存の価値観に対して問いかけ、挑戦し続ける意志を込めている。ロゴは、ベネッセアートサイト直島の主要美術館である地中美術館や豊島美術館のロゴも手掛けた祖父江慎がデザイン。 島に開かれた美術館として、5月31日に直島ホールにて、プレスリリースの発信に先駆けて、美術館名とロゴデザインの発表および祖父江慎氏によるトークイベントを実施した。ベネッセアートサイト直島における安藤忠雄設計のアート施設として10番目の美術館。開館が待ち遠しい。
Art Beat News