小池都知事、ライブ配信1か月 初の自宅から、マスク自慢も
東京都の小池百合子知事が、都内の新型コロナウイルスの感染状況を発信するため、日々、午後6時45分から配信しているインターネット上のライブ動画。 「こちらは新宿・東京都庁、都知事の小池です」から始まる配信はすっかり定着した感がある。4月3日から始まったこの取り組みは、3日で開始からちょうど1か月が経った。
「10、9、8、7……」 3日は、配信開始と同時に男性の声でカウントダウンが始まった。これまでにない光景だ。よく見ると映し出される部屋の雰囲気もいつもと違う。 「実はですね、きょうはちょっと変わっているかと思いますけど、これ自宅でありまして、文字通りステイホーム。大型連休終盤、私自身ステイホームでこのデイリーライブをしたいと思います」 1か月の節目の回は初となる自宅からの配信となったのだ。 しかし、ステイホームと言えどリラックスムードはない。この配信直前には西村康稔経済再生担当相と緊急事態宣言の延長期間などについてやりとりしていたとのこと。
マスク「可愛いでしょ?」
アットホームらしい場面と言えば、中盤にマスクについて触れたときくらい。 「ずいぶん質問をいただいている中で多いのが、いつも私マスクしていますけどね……」と話し始めたシーンだ。 色とりどりの布マスクを出しながら「ご近所の方とか、応援してくださっている方、いろんな方々からお送りいただいております。これも、可愛いでしょ? ちゃんとこのマスク、唾(つば)が飛んだりとかそんなことがないよう心掛けて使わせていただいております」と、この時ばかりは表情を和らげながら語った。