リラード（右）とビーズリー（左）がコンテストに出るとなれば、激戦は必至だ。(C)Getty Images

　現地時間１月14日（日本時間15日、日付は以下同）、ミルウォーキー・バックスは本拠地ファイサーブ・フォーラムでサクラメント・キングスと対戦した。 【動画】昨年の白熱３ポイントコンテストをプレーバック！ 　第４クォーター残り約８分で12点をリードしていたバックスだが、アウェーのキングスが徐々に点差を詰めていき、残り1.0秒にディアロン・フォックスに同点レイアップを決められて試合は延長戦へ突入。オーバータイムでは劣勢を強いられると、残り33.2秒で４点ビハインド、その後は相手のフリースローミスにも助けられて、残り5.0秒で２点差となってラストポゼッションを迎えた。 　タイムアウトが残されていないなか、ボールを受けたデイミアン・リラードがハーフコート付近でサイドステップをして自らスペースを作り出し、ディープスリーを放つ。ファンが固唾を飲んで見守るなか、ボールはブザーと同時に見事リングへ吸い込まれ、バックスが143－142で劇的な勝利を収めた。 　 　３連勝のバックスは、28勝12敗（勝率70.0％）でイースタン・カンファレンス２位をキープ。この日はクラッチスリーを含む計５本の長距離砲を放り込んだリラードが29得点、４リバウンド、８アシスト、ヤニス・アデトクンボが27得点、10リバウンド、10アシストのトリプルダブルに３スティール、マリーク・ビーズリーが５本の３ポイントを沈めて計23得点に４リバウンド、５アシスト、ボビー・ポーティスが22得点、10リバウンド、ロペスが17得点、９リバウンド、３ブロック、キャメロン・ペインが15得点を記録した。 　新加入のビーズリーはロサンゼルス・レイカーズに所属していた昨夏、FA（フリーエージェント）戦線を前にチームオプションとなっていた今季契約を破棄され、事実上のウェイブ（保有権の放棄）。その後、バックス行きを選択した。 　キャリア３年目から平均２桁得点をマークしている193㎝・85㎏のシューティングガードは、今季先発としてここまで38試合に出場して平均29.4分、11.9点、4.1リバウンド、1.4アシストをマーク。３ポイントは平均6.3本放って3.0本も沈めており、成功率48.1％は堂々リーグトップと、充実のシーズンを送っている。