金メダルを目標にする主将・石川祐希

　今夏のパリ五輪で金メダルを狙うバレーボール男子日本代表が、世界ランキング2位にもかかわらず、まさかの〝低評価〟を受けている。 【写真】高橋藍とフィリピン女子選手の2ショット 　バレーボール男子代表は世界の強豪が集まる国際大会「ネーションズリーグ」で昨年史上初の銅メダルを獲得し、今年も次々と強豪国を撃破して準々決勝に進出している。 　パリ五輪を目前に控えて世界ランキングはついに2位まで浮上し、主将の石川祐希（ペルージャ）が公言するなどチームが目標とする悲願の金メダル獲得がはっきりと視界に入っている。 　日本でも大舞台での快進撃に期待が高まっているが、対照的に世界では評価が低い現状が明らかになった。 　国際的なブックメーカーが実施しているパリ五輪の男子バレーボールの優勝チーム予想で、日本は軒並み大穴扱い。英スポーツ専門放送局「スカイ」系列の「スカイベット」では1番人気の世界ランキング1位ポーランドの3倍に対して、日本は66倍。老舗の英大手ブックメーカー「コーラル」や「888スポーツ」などは100倍としており、〝単勝万馬券〟という超大穴の位置づけになっている。 　欧米各国のバレーボール界では、伝統的な強豪国を重視する傾向がいまだ根強いのか。日本代表には低い下馬評を覆す快進撃を期待したいところだ。