冬の方が痩せやすい? 年末年始に「冬太り」しないポイント
年末年始の忘年会や新年会、お正月に食べるお雑煮やご馳走。さらに寒くてあまり動かない…なんていうことから、あっという間に数キロ体重が増えてしまう「冬太り」。休み明けに鏡の前に立ったら、顔が丸い自分にびっくりしたりして。なるべくならそんな冬太りは避けたいものですが、どんなことに気をつければいいのでしょう?
冬の方が痩せやすい?
「実は、冬は痩せやすい季節なんですよ」と話すのは、フィットネスクラブを展開する東急スポーツオアシス・事業推進部の管理栄養士の資格を持つ縣さん。 「気温が低いため、体はその分、体温を上げようとします。そのため新陳代謝がよくなるんです。寒い状況下だと、2割ほど基礎代謝が上がるというデータもあるんですよ」 とはいえ、寒いと運動をする気もなかなか起こらないもの。 「年末の時期は忙しいですし、寒いこともあってなのかジムの利用率も落ちるんです。普段と同じように運動をしていれば普段より痩せやすいのに、家にこもりがちになるから太ってしまう、ということはあると思います。でも、冬は一度体を動かせば夏みたいに汗がたくさん出てキツい思いをすることもありません。冷たい空気の中、爽やかな気分で運動できるはず。冬の晴れている日に外でウォーキングをするのも気持ちいいですよ」
スキマ時間を活用して運動
冬の運動は始めるまでがちょっと億劫だけれど、始めてみたら気持ちが良さそう。ジョギングが趣味の人からも、「冬は走りやすい」という声はよく聞きますね。 「エクササイズのためのまとまった時間が取れないという人でも、トイレに立った際にスクワットを10回するとか、寝る前に5分間ストレッチをするとか、スキマ時間を使った運動を心がけてみてください」
内蔵を冷やさない
さらに、消費と摂取のバランスを崩さないように、適度な運動とバランスの良い食生活を心がけること、と縣さん。食生活で気をつけたいのは、「内臓を冷やさないこと」だそう。 「内臓が冷えてしまうと代謝が落ちてしまいます。冬に鍋で温まるのは、消化もいいし、内臓を冷やさないためにもとてもいいこと。白菜や大根、かぶ、かぼちゃ、玉ねぎ、ニラニンジン、ゴボウ、レンコンなどの根菜類など、体を温める効果のある冬野菜をたくさん食べましょう」
三が日はこたつに入ってテレビで駅伝を見るのもいいかもしれませんが、1年の初めと思って、思い切って体を動かしてみては。