【高校野球】今夏甲子園出場の白樺学園・半沢理玖投手が駒大合格…4年後プロ目指し「体づくりからやっていきたい」
高校野球で今夏の甲子園に出場した白樺学園・半沢理玖投手(3年)が6日、東都大学野球リーグ2部の駒大にスポーツ推薦で合格した。指名漏れを経てプロ入りを果たした高校の先輩である片山に続き、4年後の指名を目指す。 半沢は悔しさを忘れることなく、次のステージに進む。企業チームからも誘いがあった中で大学進学を選択し、「東都に行きたい気持ちがずっとあった。プロがダメだったので4年後に行けるように、体づくりからやっていきたい」と足下を見つめた。 188センチの長身と長い手足を生かした投球で、今夏は9年ぶりの北北海道大会優勝に貢献した。夏の甲子園でも創成館(長崎)との1回戦に先発し、7回1/3を投げ自責点0と好投。大舞台で自信をつかみ、プロ志望届を提出したが、ドラフト会議では最後まで名前が呼ばれることがなかった。 中学時代から面識のある片山も高校時代に指名漏れを経験したが、社会人野球で力を付けて4年後に夢を叶えた。憧れの先輩から「恐れることなく突き進んでほしい」と激励を受け、「150キロ以上を投げて、ドラフト1位でプロに行けるような選手になる」と誓った。(島山 知房) ◆半沢 理玖(はんざわ・りく)2006年9月8日、和寒町生まれ。18歳。和寒小3年時に和寒野球スポーツ少年団で野球を始める。和寒中では旭川北稜シニアでプレーした。白樺学園では1年春に初めてベンチ入り。背番号1で臨んだ3年夏は甲子園出場に貢献。188センチ、80キロ。右投右打。家族は両親と姉2人。 〇…今夏の南北海道大会で4強入りした北照・手代森琉輝外野手(3年)も6日、駒大にスポーツ推薦で合格した。北照では1年秋から主力として活躍し、50メートル6秒2の俊足と高校通算25本塁打の打力でチームをけん引。来春からは駒大苫小牧で2度の全国制覇を達成した香田誉士史監督(53)の下でのプレーが決まり、「香田さんがいるのも進学の決め手の一つ。優しさの中にも厳しさがあるのが練習で伝わってきた。まずはレギュラーを勝ちとれるように毎日頑張りたい」と腕をまくった。
報知新聞社