「帰省じまい」に踏み切る妻たち…もう義実家へ行かなくていいですよね?
セパレート帰省で夫婦ともに幸福度アップ
「寝正月」さんは、もう何年も前から、夫婦がそれぞれの実家に帰る「セパレート帰省」を実践していると報告しました。「それぞれで帰省するようになってからというもの、夫婦ともに心が穏やかになり、以前よりも夫婦で出かける回数が増えるなど、幸福度も増しました。うちの場合はいい事しかなかったので、今後もそうしますよ」と、「セパレート帰省」に太鼓判を押します。 この年末年始は「奇跡の9連休」と言われ、新幹線の指定席の予約数は過去最高を記録しているそうです。温泉などでゆっくりと過ごすという人もいれば、コロナ禍で控えていた帰省をようやく再開するという人もいるかもしれません。 義実家での辛苦を強調するトピ主さんに対し、本家の長女だったという「セブン」さんは、迎える側の苦労をこんなふうにこぼしています。「来られる側も準備が大変で、何日も前から買い出しや布団干し、みんなが帰ったあとは片付け。たくさん手伝いをさせられました。来るほうはラクでいいなぁとずっと思っていましたよ」。そして、「帰省を苦痛に感じるなら、各自好きにすればいいのかもしれないですね」とも「セブン」さんはつづっています。 高い旅費をかけたり、高速道路で渋滞に巻き込まれたりしながら、ようやく着いた先で嫌な思いをするくらいなら、「もう行かない」と考えるのは仕方のないことかもしれません。「帰省じまい」の選択が、「父子帰省」や「セパレート帰省」といった無理のない帰省スタイルを見つけるきっかけになればいいですね。 (読売新聞メディア局 鈴木幸大)