「根拠なく賞味期限を設定」熊本市保健所が『シェ・タニ』に行政指導 シール貼り替え賞味期限を改ざんか
熊本市の洋菓子製造会社『シェ・タニ』が商品の賞味期限を改ざんしたとされる問題の続報だ。調査を行っていた熊本市は科学的・合理的な根拠なく賞味期限を設定していたとして、10月16日に会社側に再発防止策の徹底などを求める行政指導を行った。 【画像】熊本市保健所の会見
科学的・合理的な根拠がない賞味期限
商品の賞味期限を先延ばしするために、シールを貼り替える改ざんをしていたとされる問題を受け、10月15日に謝罪のコメントを発表した熊本市の洋菓子製造会社『シェ・タニ』。 9月から調査を行っていた熊本市保健所は、シェ・タニが少なくとも2023年12月から2024年9月にかけて、チョコレート菓子『アマンドショコラ』約1000個で不適切な賞味期限を表示し、熊本市内5店舗で販売していたことを確認した。 また、科学的・合理的な根拠がなく賞味期限を設定していたことが、食品表示法に違反していたと判断。さらに、実際の製造工場とは違う工場を表記していたことも違反するとして、10月16日にシェ・タニに対し、表記の是正や全商品の点検、原因究明の徹底、再発防止策の提出などを指示する行政指導を行った。 会社側は熊本市の調査に対し、「品質検査をしていると思っていた。認識不足だった」と説明したということだ。 （テレビ熊本）
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