<虎に翼>ギャラクシー賞月間賞受賞 「脚本・吉田恵里香の覚悟ある姿勢、具現化した役者たちに拍手」
俳優の伊藤沙莉さんが主演を務めたNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「虎に翼」が、放送文化の向上に貢献した番組や個人・団体を表彰する「ギャラクシー賞」の2024年9月度月間賞を受賞したことが10月21日、明らかになった。 【写真特集】“ヒャンちゃん”ハ・ヨンスがまるで別人? 伝説のグラビア!
「虎に翼」は、日本初の女性弁護士で、後に裁判官を務めた三淵嘉子さん(1914~84年)の人生をモデルとしたオリジナルストーリー。ヒロインとその仲間たちが、困難な時代に道なき道を切り開き、迷える子供や追いつめられた女性たちを救っていく姿を描く、リーガルエンターテインメントだ。
ギャラクシー賞は、放送批評懇談会が日本の放送文化の質的な向上を願って1963年に創設。同懇談会は「日本初の女性弁護士・三淵嘉子をモデルに、その人生軌跡の姿を借りて現代社会の格差や構造の矛盾、不条理といった問題へとつなげた。それらの疑念を果敢に訴えた脚本・吉田恵里香の覚悟ある姿勢、そしてその想いを見事に具現化した役者たちに拍手を送りたい。生硬になることなく、真っ当な人情ドラマとして成立させたことにも敬服」と評した。