スバル北本工場って凄い!!! トヨタとは違う!? 生き残りをかけた最新のストロングハイブリッドS:HEVの生産工程は目ん玉が飛び出るほど驚いた!!!!!
EVの移行スピードが減速してきて、ハイブリッドが再注目されているなか、スバルはトヨタのモーター/発電機と仕組みを使ったストロングハイブリッドを新開発した。その新しいストロングハイブリッドの駆動用と発電用2つのモーター、フロントデフ、AWDを1パッケージにした「トランスアクスル」を生産しているスバル北本工場を見学する機会があった。はたして工場を見学してどんなことを感じたのか? 【画像ギャラリー】スバルのストロングハイブリッドはどれほど凄いのか?生産工程を写真でチェック!(47枚) 文:国沢光宏/写真:ベストカーWeb編集部、スバル
■トヨタとは違うスバルの新型ストロングハイブリッド
自動車メーカーの工場見学というのは、自動車メディアの記事としては地味だし、あまり関心がないかもしれない。ただクルマ好きならぜひとも読んでいただきたく思う。 なんせ1997年の初代プリウスからハイブリッドについて様々な取材をしてきた私さえ、ハイブリッドの動力伝達系を生産している工場を見たのは始めて。面白いか面白くないかと聞かれたら「すんごく面白かった!」ということになります。 まずスバルのストロングハイブリッドだけれど、生き残り戦略にとって最重要アイテムになる。なんせガソリンスタンドがなくなることを意味するカーボンニュートラルの目標地点である2050年まで25年。クルマの使用期間を10年とすれば2040年くらいからエンジン車は誰も買わなくなるだろう。逆に考えると2040年までの15年間はハイブリッドが主役になる可能性大。 そんなことからスバルは2020年あたりからストロングハイブリッドの開発に着手する。おそらく様々なシステムを考えたことだろう。 最終的に選んだのが、トヨタと同じようなハイブリッドだった。しかしトヨタのシステムは横置きエンジン用。スバルの縦置きとの共用はできない。そこでスバルはトヨタのモーター/発電機と仕組みだけ使った(トヨタはハイブリッドの特許を開放済み)。 ここまではすでに情報出ている。今回、さらに突っ込んだ取材ができるということはハイブリッド好きの私としちゃワクワクです。一番知りたかったのがトヨタのシステムとの違い。工場の生産工程で使われているパーツを見たらハッキリわかる。