N国・立花代表と渡辺喜美氏が会見(全文2完)いかにレバレッジを利かせるか
どうやって勢力を拡大するのか
週刊現代:どうやって広げていくかという点で言うと、今後具体的に増やしていく。 渡辺:ですからレバレッジを利かせながら、アピールをしていくことによって、勢力拡大につなげていきたいと、ということです。事細かな戦術論は立花さんのやり方を見ていて、いろいろと学ぶべきところは多いなと感じました。ちょっとこれは手前みそになるので、ディテールはお話はいたしません。 立花:どうぞ、はい。
有権者にどう説明するのか
畠山:フリーランスの畠山ですけれども、立花さんに伺います。先ほどワンイシューをやめてアジェンダにすごく悩んでいるということでしたけれども、選挙のときは直接民主主義っていうことも掲げてらしたんですけれども、当選したあとにそれを変えてしまうっていうのは結構大きな変化だと思うんですけれども、そのことを有権者の方への説明という点で、どうお考えかっていうことをお聞かせください。 立花:当然、直接民主主義っていうことをもちろん掲げているんですけれども、われわれの目的というのはNHKをぶっ壊すというか、スクランブル放送の実現というのはもう前面に出していて、それ以外の政策っていうか、NHKの問題も含めていわゆる政治家の多数決で今決まっているものを国民の多数決にしましょうっていうことなんですね。インターネットを使った直接民主主義。 ただ、党としての目的は直接民主主義制っていうのを拡大するっていうことよりも、やっぱりNHKの被害者がいなくなればいいっていうのが主たる目的なんですね。ていうかもう、これが唯一の目的なんです。そうなってくるとそれを達成するための近道なのかなと、アジェンダを使うことが。ていうところでちょっと悩んでいると。ですから、主たる公約というのは直接民主主義ということではなく、NHKのスクランブル放送の実現ということなので、それを早期に実現するためには、先ほど渡辺先生がおっしゃったように、いわゆるてこの原理っていうんですかね。これも僕はやっぱり憲法改正を切り札に自民党にスクランブル放送の実現ということを迫るっていうのは非常に早い方法ではあるとは思っています。 一方で、これちょっと失敗すると、あとちょっと取り返しがつかないっていうのと、僕個人的な思いとしては、やっぱり自民党政権に対抗しうる野党をつくっていきたいと。緊張感を安倍政権にも自民党にも持っていただきたいというのが個人的にはすごくあります。ですから、直接民主主義を普及するのはすごく時間が掛かる、一方でこれまでの既成政党のように公約、うちで言うとアジェンダ、うちっていうか「みんなの党」で言うとアジェンダというものを出したほうが浸透は早いんじゃないかなということで、そこでちょっと悩んでいる。