不適切会計問題で東芝・田中社長が謝罪 歴代3社長の辞任を発表
東芝の不適切会計問題で、同社の田中久雄社長が21日夕、記者会見し、「かかる事態を生じさせたことを厳粛に受け止め、株主をはじめとするすべてのステークホルダーに心よりお詫び申し上げる」と謝罪した。そして、経営責任を明らかにするために同日付で社長を辞任すると発表した。後任の社長は、室町正志会長が兼任する。 【アーカイブ動画】不適切会計で東芝・田中久雄社長が会見 合わせて元社長の西田厚聡相談役、前社長の佐々木則夫副会長ら歴代社長の辞任も発表された。
第三者委員会の調査報告では、今回の不適切会計処理が「経営幹部の関与の下、組織的に行われた」と指摘。要因として、当期利益至上主義、目標必達のプレッシャーなどが認定された。 社長を兼務する室町会長は「今後、新たな体制の下で再発防止を徹底し、企業風土を刷新することで信頼回復を目指し、尽力していく」と再生への決意を語った。