EV製品の新会社設立解消…三菱電機とアイシン、今後の連携は?
三菱電機とアイシンは、電気自動車(EV)向け製品を製造する新会社の設立合意を解消する。当初は2025年5月までに立ち上げる計画だったが、調整が長引いていた。業務提携に切り替え、次世代の小型・高効率化の電動駆動モジュール「eアクスル」の共同開発を優先し、20年代後半の市場投入を目指していく。 30秒でわかる「eアクスル」 同日、都内で会見したアイシンの伊藤慎太郎副社長は将来的な新会社の設立について「両社で継続して協議していく。今は(次世代の)eアクスルの先行開発に注力していく」と述べた。 両社は24年5月に電動車向け部品供給を手がける新会社の設立で基本合意し、同年6月に最終契約をする予定だった。