やはり渋野日向子は“持っている”…!プロアマ通じて「7度目のホールインワン」を達成した「シブコ」と「普通のプロ」との「決定的な違い」
完全復活を劇的にアピール!
「全米女子オープン」で2位に入って、復調の足掛かりをつかんだ渋野日向子。そこからわずか1ヵ月だが、もう心配はいらない。先週の「全米女子プロ」でも7位に入り、自身初のメジャー2試合連続トップ10入り。 【写真】世界が大興奮…シブコの鍛え上げられた 「衝撃ボディ」奇跡のショット! そして、今週は2022年の「BMW選手権」以来となるアメリカツアーで2度目のホールインワンを達成。本人も「震えた」と振り返ったが、渋野らしく、劇的に完全復活をアピールした。 アメリカツアー唯一のダブルス戦である「ダウ選手権」2日目の18番。8番アイアンから放たれた高い打球はピンのすぐ側に落ちて弾み、再びグリーンに接地するとスピンがかかり、ゆっくりとカップに向かっていく。その際まで来ると一瞬、止まったかのように見えたが、なにかに押されるようにして消えていった。 アメリカツアーの中継で解説を務めることも多い石井忍プロは、今回の渋野の偉業を次のように労う。
やはり渋野は“持っている”
「ご褒美ですよ。狙って入るものではありませんから、一生懸命やってきた、ご褒美です。 結果は出ていませんでしたが、スイング自体は春先からかなり良くなっていた。切り返しで一拍の間のようなものが出てきて、クラブの運びも良かった。 ただ、その切り返しの間が取れないときもまだあって、ティーショットはいいけどアイアンでチャンスにつかないという悩みはあったと思います。そのあたりがうまくかみ合うようになってきた。 どこかで魔法の薬を飲んだわけではありません。自分のチームの中で、マネジャーさんもそうだし、コーチもそうだし、トレーナーもそうだし、1番は本人なんだけど、ブレずに繰り返しやって積み上げてきた成果が出てきたということだと思います」 ペアを組んだ勝みなみが「先に打って風を見てもらおうと思った」と、そこまで後に打っていたのを先に打つ後押しもあった。とはいえ、そこでエースを決めるのだから、やはり渋野は“持っている”のだ。 ホールインワンの“質”に関しても、ほかのプロとは違うという。