「最近、老眼でね…」 南野陽子が早大の学園祭で披露した“自虐トーク” 会場を埋めた中高年男性たち
学園祭の季節である。“都の西北”もしかり。11月2日から2日間にわたって開催された早稲田大学の学園祭に登場したのは、あの南野陽子(57)だ。少々ミスマッチな気がするが……。 【写真】現在57歳とは思えない、かれん過ぎるルックスの南野陽子 ***
「早稲田祭というから若者が多いかなと思ったら、違いました」。開口一番、客イジリとも自虐ともつかぬナンノのあいさつに、割れんばかりの拍手と笑い声が沸き起こる――。 11月3日に行われた〈南野陽子 スペシャルトークショー〉。主催は早稲田大学レトロ研究会という、歌謡曲などレトロ文化を愛好するサークルだ。呼びたいゲストをサークル仲間で話し合い、一番多く名前が挙がったのがナンノだったそう。 「南野さんは映画やドラマで活躍していますし、優しい歌が多いのが魅力的です。たくさんの学生に来てほしいとのことだったので、一般料金と学生料金を別にしました」(サークル代表)
中高年男性が圧倒的多数
一般客の前売り券は3000円で、学生は1000円。売れ行きは、 「一般が約200人、学生が約20人でした。当日券と合わせて、全部で400人ほどが来場しました」(サークル代表) なるほど、会場を埋めるのは、往時から彼女を応援し続ける中高年男性が圧倒的多数。どうりで大学の教室というよりは、公民館の雰囲気が漂うわけだ。 さて、肩もあらわな花柄のドレスで現れたナンノのトークショーは、司会の学生からの質問に彼女が答えるという形式で進行した。 まず幼少期について振られると、「百科事典の訪問販売」が当たり前だった時代から語り始め、聴衆はうなずきつつ笑っている。“子どもの頃の将来の夢は?”との問いには、「小学5年の時は社長秘書」と振り返る。
「最近、老眼でね……」
そんなたわいないやりとりの中で、南野が学生に、 「勉強はどれくらいした?」 と逆質問。学生が“はるか昔のこと過ぎて……”とはぐらかすや、 「はるか昔? 私の前で言ってはいけない!」 とオバサンキャラで応酬。オジサンたちはバカウケだ。 その後も、出世作「スケバン刑事」の前は将来が不安だったとか、多忙なアイドル時代には憂さ晴らしでロケ弁のふたにいたずら書きをしたとか、ゆる~い話が続く。それでもいちいち感嘆するのが、古参ファンのありがたいところか。 後半のゲームコーナーから、一段と会場はヒートアップ。まずはイントロクイズだ。ナンノが対戦相手をくじで選ぶ。が、番号がなかなか読み取れず、 「最近、老眼でね……」 そうボヤいてひと笑い。 出題されたのは、南野の曲をはじめ、美空ひばりや山口百恵などの歌謡曲。先に正解したナンノが、 「オジサンたち、がんばって!」 と挑発する場面も。おまけに、挑戦者は彼女と握手できることになったから大変だ。オジサンたちが、汗ばんだ手のひらを慌ててズボンで拭いている。