“ポストさんま”の呼び声高い「川島明」 MCで大成功でもお笑い界から心配の声が上がるワケ
2024年で最も忙しかったお笑い芸人といえば、麒麟の川島明(45)が挙げられるだろう。朝の帯番組「ラヴィット!」(TBS系)は4年目に突入し、TVerのお気に入り登録も163万人超と安定した人気を獲得。ゴールデン帯では「ウワサのお客さま」(フジテレビ系)や「ベスコングルメ」(TBS系)などの情報バラエティーをMCとして回し、トークバラエティーでも存在感を発揮し続ける。 【写真】川島のお笑い界での今後を占う「キーマン」はこの人 全方位的にスキルの高い芸人としてテレビマンからの信頼も高い。23年に「テレビ出演本数ランキング」で初の1位を獲得し、今年も3位と売れっ子としてのポジションをキープしている。なぜ川島の人気は衰え知らずなのか。民放プロデューサーはこう評する。 「川島さんの地位を確立したのは、やはり『ラヴィット!』の成功です。朝からあれだけ大人数の芸人やタレントを回しながら、高レベルな笑いをやっていますからね。番組ファミリーの一体感もクセになる面白さがありますし、朝の帯番組が見逃し配信されていることからもうかがい知れるように、根強いファンがちゃんとついています。テレビ離れが常態化した今、TVerのお気に入り登録数はテレビマンが重視する指標のひとつになっており、160万人超えは本当に驚異的な数字です。『ラヴィット!』での成功を機に、川島さんのMCはゴールデン帯でも安定してきていますし、お笑い純度の高い特番MCには川島さんの名前がほぼ間違いなく挙がります」 大御所の明石家さんまが70代に突入しつつある今、川島は“ポストさんま”とまで称されることもある。 「過去には『さんまさんが最も警戒している中堅芸人』が川島さんだという報道もありました。下の世代の芸人も育ってきているので、芸人回しのスキルが高い川島さんなら確実に番組をまとめてくれる。そういう意味で、制作サイドからの信頼も厚いのです。あとは、コンビの『麒麟』として、一刻も早くヒット番組をつくるだけですね。一個下の千鳥はコンビで全盛期を迎えていますが、いかんせん川島さんは麒麟としての露出がほぼゼロ。ひとりで孤軍奮闘するにも限界があるのは事実です」(前出のプロデューサー)