選手起用に嬉しい悩み…チェルシー指揮官「問題は守備のバランス」
チェルシーを率いるエンツォ・マレスカ監督が、嬉しい選手起用の悩みを明かした。24日、イギリスメディア『BBC』が伝えている。 【ハイライト動画】チェルシーvsバロー カラバオ・カップ3回戦が24日に行われ、チェルシーはバロー(4部)と対戦。前試合から先発全員を入れ替えて臨んだ一戦は、クリストファー・エンクンクが加入後初となるハットトリックを達成すると、ペドロ・ネトも加入後初ゴールを挙げたほか、ジョアン・フェリックスの直接FKがゴールにつながる(記録はオウンゴール)など、5-0で大勝し、4回戦進出を決めた。 ここまで公式戦8試合出場で6ゴールを記録しているエンクンクだが、プレミアリーグでの先発出場はわずか1試合にとどまっており、リーグ戦では主に5試合出場で4ゴール2アシストを記録しているニコラス・ジャクソンが起用されている。 そのため、結果を残したエンクンクは再びリーグ戦ではベンチスタートとなることが予想されているなか、試合後に攻撃陣の選手起用について聞かれたマレスカ監督は「2人とも素晴らしい活躍をしている」と賛辞を送りながら、次のように続けた。 「得点するだけではなく、ボールのないところでも動いている。チームのために犠牲を払う姿勢は、彼らにとってとても重要なことだ。得点を続けているストライカーが2人いることはいい問題だよ。どちらを起用するか決められるのはいいことだし、彼らは調子がいいから、起用することができるね」 なお、エンクンクとN・ジャクソンを近いうちに同時に起用する考えはあるのかと聞かれたマレスカ監督は「可能性はあるよ。だが、問題は守備のバランスだ」と攻撃だけではなく、チーム全体のことを考えなければならないことを冗談ながらに語った。 「ニコラス、クリスト(エンクンク)、ジョアン(・フェリックス)、コール・パーマー、ノニ(・マドゥエケ)を起用することはできる。素晴らしいことだ。だが、それだと誰が守備をするんだい? 私と君か?」 好調な選手が多いことから、嬉しい悩みを抱えているマレスカ監督率いるチェルシー。次戦は28日にプレミアリーグ第6節で日本代表MF三笘薫が所属するブライトンと対戦する。
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