PTAって強制?子を持つ親悩ます役員決め・・・独自入手した「勧誘マニュアル」の実態
■かつて“全員PTA会員”の小学校、現在は「参加型」に変更
こうしたなか、PTAのあり方を見直した学校があります。 埼玉県にある草加市立松原小学校。 コロナ前までは、保護者はPTAに自動加入し、全員がPTA会員だったといいます。しかし… 松原小学校 大上哲治PTAボランティアセンター長 「PTAのあり方について保護者と話し合いました。結論として、各PTA活動を自分たちでサークルとして立ち上げて、自分は何を活動するのか選んで頂くような、エントリー制という形をとりました」 現在はPTAの入退会は自由で、委員会も廃止。 保護者がやりたい活動を作り、参加も自由だといいます。 現在、PTA活動の参加率は約9割。 以前あった、ベルマーク活動や広報誌などは廃止され、PTA会費は、支払い義務のない「支援金」に変更したといいます。 松原小学校 大上哲治PTAボランティアセンター長 「人も集まった人数でやるので、お金も集まった金額で出来る活動でいいと考えています」 そして、PTAのあり方についてこう話します。 「保護者がPTA活動をやらされても、つらいじゃないですか?PTA会員として参加すれば学校のためにはなるのかもしれませんが、子どもを置いてまでPTA活動をするのは結局、子どものためにはならないと思います。保護者が自主的に、前向きに参加出来るPTAになれたら、変わっていけるのではないかと思います」 時代とともに価値観も変わりつつある中、学校と保護者の向き合い方を改めて見つめ直す時期にきているのかもしれません。
●あなたの身の回りの怒りやギモンをお寄せください。 お寄せいただいた情報をもとに日本テレビ報道局が調査・取材します。 #みんなのギモン https://www.ntv.co.jp/provideinformation/houdou.html