子どもの考える力を伸ばすには? 絵本作家・しみずだいすけさんの「ちょっとした工夫」
0歳から読める絵本『あかまる どれかな?』(ポプラ社)等で知られる、人気作家のしみずだいすけさん。親子で遊びながら、子どもの考える力を伸ばせるその作品が、多くの親子から支持されています。 【画像】子どもからせがまれて描いた「迷路」が人気作に? 新たに2歳、3歳の絵本『ブンブン くるま ちがうのど~れだ?』(PHP研究所)を発表したしみずさんに、ご自身の子育てで子どもに喜んでもらうために意識していることをお聞きしました。
親も真剣に負けないようにつくる
「物をつくるお仕事をしているお父さん」ということは、子どもたちも理解してくれているので、工作やものづくりも、楽しんで真剣にしています。 興味をもったものを、一緒になって実際につくってみる。その時大事だと思うのは、親も真剣に負けないようにつくることです。
すると、子どもたちも、こちらが思いもよらないものまでつくりはじめて、逆に、こんなのもつくるんだと驚きや刺激をうけたりもします。 一緒になってやることで、 子どもが、「ものをつくる」「完成させる」ということにどんどん興味をもってもらいたいですね。
子どもの行動には、一つ一つ理由がある
僕自身が、ボードゲームやカードゲームがすきなこともあって、いろんなゲームを子どもたちとやって遊んでいます。 まだ、はやいかなと思える難易度でも、どんどん遊んでみる。すると幼稚園、保育園児でも大人が思った以上に、いろいろ理解して、考えて、遊べることに気がつきました。 さすがに難しいこと、まだはやいこともあるのですが、それでも、その時のその子のアクションで、「あ、この子は、こう考えて、こうしているんだ」と、観察して理解するようになりました。 子どもの行動や考え方を知るためにも、ボードゲーム・カードゲームは良い遊びだと思っています。 一方で、昨日できなかった遊びが今日できるようになる。昨日まで勝てたのに、今日、子どもに真剣に負けるなど、子どもの成長を実感できるのもとても嬉しいですね。
nobico(のびこ)編集部