自民・岸田氏が会見 総裁選出馬を表明(全文2完)思い切った財政出動を続ける時代が続く
党員投票見送りについてどう考えるか
共同通信:共同通信の【***00:27:07】です。総裁選の方式なんですけれども、本日の総務会で党員投票が見送られることになりました。地方の声が十分に届かないのではないかと【*****00:27:19】、これについてどう考えますでしょうか。また、【***00:27:22】派閥が【****00:27:24】状態に【*********00:27:25】、どのように【信頼回復 00:27:27】していきたいか、お願いします。 岸田:まず総裁選挙の進め方については、先ほどの総務会において確認をされました。両院議員総会を通じて行うということとなりました。まず、これは自民党の党則6条に基づいて、総裁が欠けた場合に基本はフルスペックの総裁選挙を行うわけですが、緊急の場合等においては両院議員総会で決定することができる、こうした党則になっています。ですから両院議員総会において決めるということは、これは党則のとおりの手続きでありますので、これを党則上、正当性がないとかおかしいとか言うわけにはいかない。これが事実であると思います。 事実、これは事務局から聞いていますが、任期途中で総裁が欠けた際にフルスペックで総裁選挙を行ったということは今までないというような説明も受けています。あくまでもこの手続きは党則に基づいたものであるということは、しっかり申し上げておかなければならないと思います。
説明し尽くしていないから厳しい声が
しかしながら、なぜ緊急の事態であり、そしてそういう対応を取ったのか。フルスペックの総裁選挙をやった場合に、これは名簿の確定等から考えますと、1カ月半から2カ月掛かるというような事務的な問題ですとか、それから両院議員総会をやるといっても、各県でそれぞれ党員投票をやるというような動きが今どんどん広がっているということとか、こういったことをしっかりと説明していないから、説明し尽くしていないから、国民の中から、これは方式としておかしいのではないか。事実、150人以上の国会議員が、これはフルスペックでやるべきだというような意見も出している、こういったことなんだと思います。 私は、今日の総務会でも申し上げたんですが、手続きがそうだとしても、多くの国民の皆さんにどうしてそうなのかということについて、そしてその中にあっても、それぞれ党員投票の努力を県連等で行っているというような実態、こういったものが伝わっていないから、これはこの厳しい声にもつながっているんではないか。これはぜひしっかりと説明することによって、こうした取り組みについてしっかりと理解してもらう、こういったことは大変重要なのではないか。このように思っています。 そしてもう1つ。戦いは大変厳しいのではないか、そういったご指摘がありました。これについてはおっしゃるとおりだと思います。ただ、これは選挙戦、まだこれから、告示もされていない、始まってもいない段階です。これは選挙というもの、あるいは政治というもの、これは毎日毎日いろんなことが起こって、いろんな変化があります。そんな中で1つ1つ私の思いを訴えさせていただき、そして1人1人の心に届くように、丁寧にこの訴えを続けることによって活路を見いだすべく努力を続けていく、これに尽きると思っています。以上です。