オンデマンド動画「きこえのミライ シーズン2」配信開始、最新の聴覚・補聴研究を伝える
オーティコン補聴器は、茨城大学教育学部障害児生理学研究室および岡山大学の岡山大学病院 聴覚支援センターと共同で、2023年11月から配信しているオンデマンド動画配信プログラム「きこえのミライ」第2弾となる「きこえのミライ シーズン2」を8月6日から配信している。特設サイトで誰でも無料で視聴できる。 ●さまざまな最新トピックを深掘り 同プログラムでは、2023年7月までデンマーク工科大学の客員教授を1年間務め、主に聴覚障がい児への教育という視座から「リスニング・エフォート」や聴覚認知、教育オーディオロジーに関する研究に従事している城大学教育学部障害児生理学研究室の田原敬准教授、同じく「リスニング・エフォート」の研究に関わりつつ、耳鼻咽喉科専門医として、聴覚医学、難聴を持つ子どもから高齢者までの福祉・教育を専門分野として、専門家や一般の人への聴覚ケアの啓発にも取り組んでいる岡山大学病院 聴覚支援センターの片岡祐子准教授がナビゲーターと演者を担当している。 今回配信が開始された、きこえのミライ シーズン2はリスニング・エフォートの最新研究を行っているデンマークのエリクスホルム研究センター、オーティコン補聴器、インターアコースティクス研究ユニットの研究者たちからの賛同を得て、シーズン1に引き続き「『リスニング・エフォート』という考え方を軸にわかりやすく研究内容を伝える」というテーマはそのままに、最新聴覚研究とその活用、今後の補聴テクノロジーについて、研究者へのインタビューを交えて研究センター内での実験の映像なども紹介しつつ、最先端の聴覚研究が行われている現地から、さまざまな最新トピックを深掘りしていく。あわせて、国内での最新の研究や取り組みについても最終パートで紹介する。 配信期間は8月6日~12月31日で、全5回で構成され、各回のタイトルは(1)第1回:シン・聴覚研究最前線:エリクスホルム研究センター(前半・後半)、(2)第2回:リスニング・エフォートとリスニング・ファティーグの研究最前線(前半・後半)、(3)第3回:子どもの聞こえの研究はどこまで進んでいるの?、(4)第4回:たった2分で騒がしい環境での聞き取り能力がわかるって本当?、(5)第5回:シーズン2のまとめ&日本でもがんばっています!――となる。 日本語字幕付きの1分約15分間の動画なので、すきま時間で視聴を楽しめる。