年末年始に数年に1度の寒波が襲来か 帰省計画の再検討も
日本付近は30日頃から強い冬型の気圧配置となり、少なくとも年明けの1月5日ごろにかけて、強弱はあるが、この状況が続く見込み。気象庁は「上空の寒気は12月14日~21日の大雪の時より強い。前回の寒波で、雪が降らなかった地域、普段あまり降らない地域でも、積雪となるおそれがある」と警戒を呼び掛けている。 年末年始のコロナ対策 これだけは守ってほしい“急所”とは? 気象庁によると、今回の寒波は年末年始の時期としては5~6年に1度の強さ。さらに強くなる可能性もあり、関東北部から西日本まで南下する見込みだという。このため、大雪となる地域についても前回より広くなる見込みで、北日本~西日本の広い範囲となる可能性がある。さらに地域によっては、数日間以上にわたって断続的に強い雪が降り、積雪が大幅に増えるおそれがあるという。 気象庁の中三川浩・異常気象情報センター所長は「年末年始で、人々の移動も多くなる時期に大雪のおそれがあるということで、あらかじめ心構えを高めてもらいたいと思い、本日(24日)に報道発表することにした」と説明。「大雪やふぶきなどによる交通障害が発生する恐れがある。帰省にあたっては、最新の気象情報や交通情報に十分注意し、状況に応じて、計画や行動を検討してほしい」と話している。