[明日から実践できる]シーバスゲーム最重要テク「ドリフト」を誰にでもわかるように解説!
タックルはどうすればいいの?
さて、こういったドリフトを行う上で、タックルも重要になってきます。個人的には、ドリフトを容易く行うために求めるロッドの条件は以下の通り。 【ドリフトの釣りで使いやすいロッドの条件】 ・ラインスラックをコントロールしやすい優しいティップ ・ラインをコントロールするのに十分なレングス ・ラインスラックが出た状態でもフッキングを決めれるレスポンスの良いバット という事で、いつもながらオススメしているモアザンブランジーノEXの97ML/Mと、98M/MHがベストだと思っています。 とにかくラインスラックが出る釣りで、ライントラブルが発生しやすいです。ですのでトラブルレスなリールをオススメします。私は22イグジストLT4000-XHを愛用しています。年間を通してライン交換も1度か2度で、ほとんどライントラブルを起こしていません。 ラインスラックを出すという事は、フッキング後にラインスラックを回収する間、魚に一時的に主導権を与えてしまう可能性があります。そこで、耐摩耗性が圧倒的に高い12ブレイドのPEラインがオススメです。どうしてもファーストダッシュを食らう場合は、糸に頼るしかありません。 また、ラインスラックを出して、「水に引っ掛けたい」場合は水の抵抗を受けやすい太い糸を。逆に、ラインスラックを出したくない場合は、水キレの良い細い糸を選ぶと、よりドリフトがしやすくなります。
習得すれば、さらに魚が釣れるドリフト!
以上、いくつか「私のドリフト」を書かせて頂きました。 正直、私の中でも、これはほんの一部です。他にも状況に応じてあの手この手でルアーのトレースコースやアクションを作っていくのですが、文章にするのが難しい釣りも多く、簡単な物だけにさせて頂きました。きっとそういった感覚で行っているドリフトを文章に出来るだけ理解度を深める事が出来れば、もっと釣りのレベルも上がるんだろうなと思っていますが、まだまだです。 最初に書いた通り、ドリフトは十人十色。全てのアングラーに独自のドリフト理論があると思いますし、私のドリフトの考えも、まだまだ発展途上で間違いがあるかもしれません。そのため、「こんな考えの人もいるんだ」程度に思っていただいて、それぞれのドリフトの参考にしていただければと思います。 では、ベストシーズンも終盤!最高の魚でシーズンを締めくくれるように、楽しんでいただければと思います! 今回も長い文章を読んでいただき、ありがとうございました!
岡本 隆治(おかもと・りゅうじ)
三度の飯よりシーバス釣りが好きな、DAIWA営業マンきってのシーバスジャンキー。これまで転勤先である、大阪湾、北陸、東京湾などで釣りを楽しんできたが、現在のメインフィールドは九州。2020年にはMAX98cm、2021年にはMAX99.9cm、2023年には3本のメーターオーバーをキャッチした実績を持ち、ビッグベイト「モンスタースライダー」の開発にも携わる。