[明日から実践できる]シーバスゲーム最重要テク「ドリフト」を誰にでもわかるように解説!
1.ルアーにかける水圧
流れの中でシーバスを釣ることにおいて、非常に重要な部分です。シーバスルアーの大半は、流れの中で使うこと・巻いて使うことを前提に作られており、それぞれのルアーには、適した巻きスピード=水圧があります。 ※水圧という言葉は、水深に対して重力分の圧と、運動する水(水流)に対する圧に分かれますが、ここでは、後者になります。 止水でリールを巻かないと、ルアーは動くことは無く、ただのプラスチックの塊となっています。リールを巻きだすと、糸に引っ張られ、前方から水流=水圧を受け、ルアーは動き出します。世にあるルアーにはそれぞれに、最も「釣れるスピード範囲」があり、そのスピードで巻き続けることが出来れば、シーバスが釣れる確率が上がるということに繋がります。 さて、止水では巻きスピードだけで調節できる部分ですが、河川や潮流が効いた海では、そうはいきません。まっすぐ巻いているつもりでも、ルアーは徐々に下流に流され、巻きスピードに水流が加わり、どんどんルアーに掛かる水圧が増えていきます。また、ラインも水圧を受けるため、その分の負荷もルアーに伝わります。 つまり、ただ、同じスピードで巻いているだけだと、いつの間にか「釣れるスピード範囲」から外れるということです。
流れの中でも釣れるスピードを維持
そこで、流れの中でも「釣れるスピード範囲」を感覚で維持することが、非常に大事になってきます。ルアーやラインに水圧が掛かると、リールにその圧が伝わり、ハンドルに掛かる抵抗感=「巻き重り」が生じます。その巻き重りを適度な範囲に維持することが流れの中で「釣れるスピード範囲」を維持することに繋がります。 方法としては、まず止水でルアーが適度なアクションになるスピード(ルアーによって異なりますが、ミノーであれば、最も艶めかしく泳ぐスピード、もしくは、動くか動かないかのギリギリスピードで揺らぎがより出るスピードなど)をしっかり身につけます。そして、そのスピード時にハンドルに伝わる重みを手で覚えましょう。その重みを流れの中でも維持できれば、流れが有っても、基本的には大きく外すことはありません。 ちなみに、私は「巻き重り」を感じやすいようにハンドルを短くしています。LT4000-CXHで50mmのハンドルを使っています。好みの問題にもなりますが、巻き重りがしっかりあった方がルアーそれぞれの巻き感を覚えやすいと思っています。 特にオープンで釣りをする際は、その意識を常に持つことで釣果が上がりやすいと思います。以上、最初の水圧についてのお話でした。それでは、水圧の話を踏まえて、二つの超定番のドリフトについて考えていきましょう!