【40代、50代のヘア】ふんわりメリハリショート。広がりやすい髪は毛量を減らして美髪に【人気美容師/ルアラ 角 薫さん】
40代、50代の中には髪の量が多くて硬く、広がりやすい髪質の人も。そんな人はどうしたらいい? ルアラの美容師、角薫さんに、おしゃれな美髪に見えるヘアスタイルを作るコツを教えてもらった。今回は、広がって扱いにくい髪を「まとまりよく見せる」カットテクや、サロンでのケアをご紹介。
人気美容師が提案する、理想の美髪スタイルとは?
髪のハリやコシがなくなってボリュームが失われたり、パサつきやごわつきが加速して手触りが悪くなったり、うねりがひどくなって広がりやすくなったり…。40代、50代のOurAge世代にとって髪の悩みは尽きない。でも、いつまでもおしゃれで若々しく、美髪に見えるヘアスタイルでいたい!と思っている人は多いはず。 髪悩みをカバーしながら、理想の美髪スタイルを手に入れることは可能! その両方をかなえるヘアの作り方を、注目ヘアサロンの人気美容師さんに教えてもらった。
【美髪スタイルの作り方、この方に教えていただきました!】
年齢とともに髪の状態が変わってきた女性の悩みに寄り添い、そのときになりたい髪型を提案してくれる頼れる美容師。OurAge世代なので、大人の髪悩みに対してリアルな答えを出してくれる。
■角薫さんが提案/多い、硬い、太いの三重苦の髪をカットで扱いやすい状態に! 毛量をコントロールして「上品なショートヘア」にチェンジ
【仕上がり/髪を変えた後のヘアモデル小島さん】 今回、ヘアモデルになっていただいたのは小島敦子さん(56歳・組織開発コンサルタント)。 ※2024年8月9日時点でのプロフィール。 小島さんの髪は「量が多くて硬い髪質。伸びるのが早く、1カ月に一度はカットしないと、広がってスタイリングしにくくなってしまう」のだとか。企業の上の立場にいる人と会う機会が多い仕事のため、こまめにカットして清潔感を保つことを心がけているそう。 「8年くらい前に角さんにショートにしていただいて以来、信頼して通っています」という小島さん。扱いにくく悩み深い髪質を、すっきり上品でまとまりのいいショートにする秘訣を、角さんに解説してもらった。
■美髪スタイル作り・その1 【カット】は? 内側の髪をしっかり減らしてメリハリあるシルエットに! 「レザーカット」でまとまり感も実現
「量が多くて広がりやすい髪は、しっかり毛量をコントロールして膨らみを抑えます。特に髪がたまりやすい耳の後ろは丁寧に。 毛量を減らすときは、髪の表面部分でなく内側を調節します。表面には長い髪を残しておくことで、なめらかさとツヤを損なわず、まとまりもアップ。レザー(かみそりのような片刃のはさみ)を使い、髪を削ぐようにカットすると、髪が伸びたときにもなじみがよくなります」(角さん) フロントを横分けにし、おでこを出すことで清潔感を意識。 ふんわりトップ&キュッと締まった短い衿あしで、メリハリのあるシルエットを作り、視線を上に集めて間延び感を回避しているのも、若々しく見える理由。