【40代、50代のヘア】ふんわりメリハリショート。広がりやすい髪は毛量を減らして美髪に【人気美容師/ルアラ 角 薫さん】
■美髪スタイル作り・その2 【ヘアカラー】は? なんとノーカラー。 サロンでのこまめな頭皮洗浄が白髪予防対策にいいのかも
白髪がないという小島さん。この黒髪はノーカラーで自毛を生かしているのだそう。 「白髪のない、この黒髪の状態は自分でも気に入っています」(小島さん) 白髪のストレスがないのは、40代、50代の白髪に悩む人が多い世代にとってはうらやましい。 「白髪や髪やせなど、大人の髪悩みにはいろいろな要因が考えられますが、対策のひとつとして健康な頭皮環境があります。小島さんはサロンで頭皮洗浄を定期的に行っているため、健やかな頭皮が保てているのかもしれません」(角さん)
■美髪スタイル作り・その3 【スタイリング】は? ドライするときに「ふんわりしたベース」を作っておけば、 スタイリング剤をつけて整えるだけで形がきまります
しっかりした毛量調節と、髪を先細シルエットにするレザーカットをしたことで空気感を出しやすくなり、時短スタイリングがかなうスタイルになった。 小島さんはもともとハリとボリュームのある髪質。これは、ふんわりしたシルエットを作るために大きな財産になるもの。 「髪を乾かすとき、トップの毛束を持ち上げながら根元に温風を当てて、ボリュームが出るようにします。頭のハチまわりや衿あしの髪は広がりやすいので、逆に手で押さえながら、タイトになるように乾かして。 スタイリング剤は、まず髪の内側にバームをしっかりなじませて、重みで広がるのを抑え、髪全体にはオイルを塗布してツヤをプラスします。黒髪なので重く見えないよう、束感が出るように手ぐしで整えます」(角さん) ─終わりに─ 毛量が多くて広がる髪でも、キレイなショートヘアができるのはカット次第。フレッシュなショートは頭がコンパクトに見えて、全身のスタイルがよく見えるという効果も。おしゃれな雰囲気づくりにもひと役買いそう!
【今回担当した美容師、角薫さんのいるヘアサロン】
RUALA(ルアラ) RUALAの“ALA”はイタリア語で翼、ハワイ語で道のこと。来ていただいたお客さまには羽を伸ばしてゆっくりリラックスしてほしい、スタッフには未来へと続く道を進んで羽ばたいてほしいという思いがこめられているそう。 女性美容師が多く、一人一人のライフスタイルに合わせたデザインはもちろん、美と健康を考えた頭皮ケアにも力を入れている。 撮影/青柳理都子〈ヘアモデル分〉 メイク/鈴木京子 取材・文/斉藤裕子