「あと40貫くらい食べられそう」 フランス人が大トロよりハマった寿司ネタとは
訪日外国人の多くが、職人の技による“本場”の味に感激する寿司。YouTubeチャンネル「ボンソワールTV BonsoirTV」が人気を博している、フランス人のアマンディーヌさんは、訪日中のお兄さんをお気に入りの寿司店に案内しました。そこでお兄さんは、大トロを上回る、お気に入りのネタと出合ったようです。 【画像】フランス人が大トロよりもハマった寿司 実際の様子 ◇ ◇ ◇
「これはすごすぎるよ。まだ噛んでいないのに消えた」
フランスで高校の体育教師をしているというアマンディーヌさんのお兄さんが、6年ぶりに日本を訪れました。2週間の滞在中はけがを治療するため毎日、整骨院の施術を受けたほか、アマンディーヌさんのアテンドで、さまざまな日本の食べ物を堪能。「俺の人生に欠かせない」と激ハマりした、ポン酢との運命の出合いも果たしました。 チャンネル視聴者から大人気のお兄さんですが、滞在期間も終わりを迎えることに。そこでアマンディーヌさんは、お兄さんの送別会に「個人的に私が住んでいる街で、一番おいしい」という山形県酒田市の寿司店・鈴政酒田店へ案内します。 本格的な寿司店に来るのは初めてのお兄さん。たくさんの寿司ネタがあるなかで楽しみにしていたのはマグロでした。いろいろな部位が楽しめて、日本人も愛してやまないマグロ。最初に提供されたのは、カマトロの炙り寿司です。火を通しているため「これ、お肉!?」とお兄さんは驚きます。 アマンディーヌさんから部位や食べ方を説明され、ひと口で食べました。すると、無言のまま指揮者のように手を振り始めるほど感動。「まさに『溶ける』を表したネタだ」と、おいしさを語ります。 次に口にしたマグロは、赤身です。「どのマグロでも最高に溶けるね」というアマンディーヌさんに同意しつつ、言葉にできないおいしさを味わっていました。 そして、最後は大トロです。美術作品のように鑑賞してから、こちらもひと口で。しばし無言で、おいしさに悶絶します。「マグロはどこへ? 待って、これはすごすぎるよ。まだ噛んでいないのに消えた。舌に触れただけで溶けた! パッと一瞬で溶けた」と、あっという間に消えた大トロに感激。 「溶け方では大トロがズバ抜けている」と断言したお兄さんですが、実は一番好みと語ったのはカマトロ。「カマトロはまた食べたい……あと40貫くらい食べられそう」と、アマンディーヌさんにおねだりしていました。