113キロから「10ヶ月で53キロ減量した」30代男性。秘訣は「食事の改善と毎日のウォーキングだけ」
本業の知見を活かし、最新ガジェットをフル活用
――その発想なら人を選ばず取り入れられそうです。他にも、誰もが真似できそうなことはありますか。 建部:ガジェットですかね。仕事柄、日々たくさんの電化製品に触れていますから、本気で取り組むならばと導入しまくりました。ウチの編集部は方針として、広告費などをもらわずに製作しているので、自腹購入ですけれど(笑)。 ――家電テスト誌編集長のお眼鏡に適ったガジェット……。ぜひ知りたいです。 建部:ひとつはガーミン社のスマートウォッチ「vivosmart5」。ずっと愛用していたApple Watchのみでもよかったのですが、ダイエット期間は並行して運用していました。日中は両方装着して、睡眠時やシャワーの際はvivosmart5だけ着ける形ですね。 ――Apple Watchにはない魅力があったのでしょうか? 建部:vivosmart5は、体力の残量ゲージのようなものが表示されるんです。観測した活動状況や、登録した体重などから計算されているようなのですが、なかなかの精度を感じましたね。ゲーム感覚の楽しさもありますし、残量を参考に仕事量やウォーキング量を調整することで、無理のない継続に役立ちました。Apple Watchが戦線離脱しなかったのは、従前通りの使い道にくわえ、多様な連携力を生かしていたからです。 ――どんなものと連携させていたのですか。 建部:「MyFitnessPal」というアプリと、アンカー社の体重計「Smart Scale P3」です。アプリは有名な「あすけん」のようなもの。そちらでもよかったのですが、自分には「MyFitnessPal」の方がしっくりきました。 「Smart Scale P3」もいわゆるスマート体重計で、乗ると同時に登録した端末に情報が送られる代物です。それらの情報が統合されることで、体重や見た目以外の些細な変化にも気づけるようになるから、「自分は間違っていない」と安心感が生まれます。