ウォリアーズのステフィン・カリー、クレイ・トンプソンとの変わらない友情を強調するも凱旋試合は「戦争になる」
「僕はクレイが大好きだし、シーズンの内、78試合は彼を尊敬している」
ウォリアーズは現地9日、キングスとのプレシーズンゲームを122-112で勝利した。プレシーズンだけに勝敗に意味はないが、内容面でも良い感触を得た一戦だった。チームの代名詞である3ポイントシュートは、ステフィン・カリーの6本中3本成功などチーム全体で52本中28本成功(53.8%)と爆発。特にバディ・ヒールドが7本中6本成功、ディアンソニー・メルトンが9本中4本成功と、新戦力がしっかりと打つべきタイミングで打ち切れていたのはなによりも大きい。長らくチームを支えてきた名シューターのクレイ・トンプソンが去ったとはいえ、ウォリアーズのスタイルは不変であることを示す一戦となった。 今のウォリアーズは、トンプソンのいない新たな時代に向けて集中している。とはいえ、トンプソンへの特別な思いが消えることはない。ウォリアーズは現地11月12日にトンプソンの移籍先であるマーベリックスと対戦する。 『ESPN』によると、カリーはこの一戦について以下のように語った。「チームは(トンプソンの凱旋について)セレモニーを行うだろう。そして僕はこの催しに関わるし、彼が受けるべき祝福がどんなモノになるのかを確認する。ただ、その後は戦争になるだろうね。それが僕たちの関係性さ」 今シーズンからカリーにとって、トンプソンは優勝を争うライバルチームの一員だ。ただ、「友人関係が第一で、その次にチームメート。それが僕たちの関係だし、それはこれからも変わらないだろうね」とオフコートでの親密な関係に変化はない。そして次のように、変わらない愛情を強調する。「僕はクレイが大好きだし、シーズンの内、78試合は彼を尊敬している。彼を応援するとは言わないけど、見守っている。僕たちが彼と対戦する4試合については、迎え討つ準備をするよ」 カリーとトンプソンの『スプラッシュブラザーズ』は、NBAの長い歴史の中でも屈指のシューターコンビとしてファンを魅了した。そして今度は、盟友対決として多くのスポットライトを集めることになる。
バスケット・カウント編集部