ポイントは優しい大人のSNS?「mixi2」誕生が与える影響は IT専門家「いい時のTwitter」中高生なしは「異例中の異例」
■中高生を取り込まない異例のSNS
20年前に誕生したmixiへの懐かしさもあり、mixi2への期待と注目が集まる中、三上氏は「mixiという名前をつけた時点で、インターネット老人会ホイホイだ」と表現した。「私もそうだが、mixiなの?と。最初のみんなの声も、足あと機能ないの?とみんな言ったりした。mixiというキーワードは実はホイホイだった」。一方で、年齢制限についてはSNSとしては画期的だ。「今回かなり特徴的なのが、18歳以上と限定した。中学生・高校生を最初からなしにしている。SNSのプラットフォームとしては異例中の異例だ。中高校生を押さえられないSNSが覇権を取れるわけがない。なので今回はどちらかというと、それはあくまで大人の、それからやさしいSNSを目指すというところで、もしかしたらこれが広がったら、新しいビジネスモデルだったり、もしくは少し形を変えて中高校生も参加できるようにするとか、そういうふうに発展する元になるのかなと思う」と述べた。 SNSに関しては、優しい言葉よりも、むしろ怒りなどの感情が出ている方が、反響が得られやすいという意見もある。榎本は「行動心理学に基づいてSNSは設計されていて、ニュースの見出しとかも刺激的なものにちょっとクリックしちゃうというのにアルゴリズムを組んでいるじゃないか。mixiが逆張りしている気がして『もうそれを全部やめます』みたいなことだと、そっちに快楽を感じるかなと今思っている。もうそれに人間が疲れているから、『ああ、もうそれを見たくない』と本能的に思っていてmixi2に流れるんじゃないかと私は思っている」と語った。 (『ABEMA Prime』より)
ABEMA TIMES編集部