【東スポ杯2歳S】血統馬クロワデュノールに陣営好感触
16日の東京メインは「第29回東京スポーツ杯2歳S」。20年の牡馬クラシック3冠を無敗で制したコントレイルを筆頭に、のちのGIウイナーを多数輩出している登竜門レースだ。今年も将来を嘱望される好素材が顔をそろえている。 ◇ キタサンブラック産駒クロワデュノールは、英GⅡパークヒルS(芝13ハロン197ヤード)を勝って英オークス2着のライジングクロスを母に持つ血統馬。6月にこの舞台の新馬戦をメンバー最速となる上がり3ハロン33秒8で伸びて抜け出し、2馬身半差で楽勝した。 5カ月ぶりの実戦になるが、1週前にCWコースで6ハロン79秒6、ラスト1ハロン11秒5の好時計を叩き出し、「追い切るごとに良くなってきている」と、斉藤崇調教師は好感触を得ている。 新種牡馬サートゥルナーリアを父に持つレッドキングリーは、東京芝10ハロンの新馬戦で2番手から突き抜け、4馬身差で圧勝した。先行力があるので1ハロンの短縮には対応可能。名手ルメールの手綱さばきも見ものだ。 ドゥラメンテ産駒ファイアンクランツは、おじに交流GⅡ浦和記念、同GⅢ佐賀記念を勝ったピイラニハイウェイがいる。札幌2歳S3着からの参戦で、初の左回り、直線に上り坂の控えるコースがポイントだ。 ジーティーマンは、祖母が秋華賞馬ブラックエンブレム。新潟芝9ハロンで新馬勝ちしており、広く直線の長い左回りコースは合っている。(夕刊フジ)