【MLB】レッドソックスがトレードでエース候補の左腕獲得 ソト資金でさらなる補強へ
メッツは11日(日本時間12日)にヤンキースからFAになっていたフアン・ソト外野手(26)と15年契約を結んだと発表した。米メディアによると総額7億6500万ドル(約1162億8000万円)。プロスポーツ史上最高額だ。8日(同9日)にメッツとソトの合意が報じられて以降、10日(同11日)にヤンキースがブレーブスからFAになっていたマックス・フリード投手(30)と8年総額2億1800万ドル(約331億3600万円)で合意するなど移籍市場が大きく動いている。 フリードを逃がした形になったレッドソックスは11日、ホワイトソックスと1対4の交換トレードで、ギャレット・クロシェット投手(25)を獲得した。MLB公式サイトは「レッドソックスはエースを加える」と伝えた。 MLBネットワークのジョン・モロシ記者は同局の番組で「これで終わりではない。市場にはまだ(メッツからFA)ショーン・マナイアも(ドジャースからFA)ウォーカー・ビューラーも残っている」と強調した。レッドソックスはソトとの交渉で7億ドル(約1064億円)に迫る金額を提示したと見られており、資金的に問題はない。 先発投手ではオリオールズからFAとなっているコービン・バーンズ(30)と、ポスティングシステムでのメジャー移籍を目指すロッテの佐々木朗希(23)が注目の存在。どちらか一人の獲得に成功すればブラヤン・ベヨ投手(25)、タナー・ハウク投手(28)、カッター・クロフォード投手(28)らと強力なローテーションを組めるだろう。 野手ではアレックス・ブレグマン内野手(30=アストロズFA)、ピート・アロンソ内野手(30=メッツFA)、テオスカー・ヘルナンデス外野手(32=ドジャースFA)らが激しい争奪戦の真っただ中。打線強化に補強したいところだ。投打の大物をさらに一枚ずつ加えることができれば、来季のレッドソックスはア・リーグ東地区で台風の目になりそうだ。
東スポWEB