さつま町に弾薬庫「整備可能」 防衛省が設計費2億円計上「必要な面積・地盤強度を確認」 鹿児島
防衛省が、さつま町で検討している自衛隊の弾薬庫について、「整備が可能」と判断し、来年度予算に設計費およそ2億円を計上したことが分かりました。 防衛省は、さつま町にある標高およそ650メートルの中岳に自衛隊の弾薬庫の整備を検討していて、今年6月から地形や地盤、動植物などの調査を進めています。 調査は2026年3月までの予定でしたが、関係者によりますと、防衛省はこれまでの調査で整備に必要な面積や地盤の強度などを確認できたとして、来年度予算に設計費およそ2億円を計上したということです。 当初予定していた環境調査などは継続しつつ、今後、弾薬庫と管理施設の整備計画づくりや、敷地造成のための設計を進めるとみられます。弾薬庫が整備されれば、60人ほどの隊員が配置される見込みです。 さつま町では2018年に町の商工会などが協議会をつくり、地域活性化のために防衛施設の誘致を町や防衛省に要望していました。
南日本放送