「フォルクスワーゲン T2」でユネスコ生物圏保護区&ハイキング天国のプファルツを探訪 ドイツでこれほど見どころの多い地域は他にない
このキャンピングカーは、今年のキャンピングカー寄付キャンペーンの2番目の品である。その日の気分に合わせて、ヴァッペンシュミーデから南ワイン街道で最も魅惑的な村のひとつであるザンクト マルティンまで20分ほど歩いたり、ハンバッハ城まで日帰りで出かけたりすることもできる。
プファルツのハイキング:ブドウの木と果物の木
11世紀に復元されたこの城は、「ハンバッハ フェスティバル(Hambacher Fest)」で、よく知られている。1832年5月27日、当時まだ廃墟だった城跡に約3万人が行進し、ドイツ統一国家、言論の自由や報道の自由などの基本的権利、国民が政治的決定に影響を与える機会の拡大を要求した。 今日、この祭りは19世紀の民主化運動における重要なイベントとみなされている。城までのハイキングだけでも訪れる価値がある。丘陵地帯のブドウ畑と青々とした果樹の間を抜けていく。
プファルツの森の生物圏保護区を通る数々のハイキングコースには、食の見どころだけでなく、不思議な発見もある。例えばヒンターヴィーデンタールには、テーブルの形をした石が約14メートルもそびえ立っている。いわゆる「悪魔のテーブル」は伝説の対象でもある。 ある暗い夜、ファルツの森を行進していた悪魔が空腹になり、休む場所を探した。どこにも適当な場所がなかったので、彼は怒って2つの大きな石を取り、テーブルの上に置いて夕食を楽しんだ。彼が山歩きを続けていると、テーブルが止まってしまった。それ以来、夜に悪魔の食卓に行く勇気のある者は二度と戻ってこなくなったという言い伝えだ。
プファルツの旅:人々の気安さ
そんなことは、おそらく私には起こらないだろう。それでも私は毎年プファルツに惹かれる。もちろん、ファルツの森のおかげでもある。暑い夏の夜も、涼しい秋の夜も: 外に座って、おしゃべりして、笑って、ワインとおいしい料理を楽しむ。北ドイツの人々には本当に感謝しているが、プファルツの人々の人生に対する気楽さと安易な生き方に接するたびに、もっと頻繁に厚切りのザウマーゲンを食べたいと思う。
Jenny Zeume